【NHKマイル2024予想】脅威の末脚秘めるディスペランツァ、上位争い必至

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春の3歳マイル王者決定戦「NHKマイルC」がいよいよ開催。昨年の朝日杯FSを制して、皐月賞でも3着だったジャンタルマンタルをはじめ、昨年の阪神JFを制して桜花賞でも2着だったアスコリピチェーノや、ニュージランドT・2着のボンドガールなど有力馬が多数参戦。

そんな中で注目しているのは、前走のアーリントンカップを制したルーラーシップ産駒のディスペランツァだ。

ディスペランツァは、デビュー戦から4戦は2000mのレースを使ってきており、中距離路線を進めていた。ホープフルステークスにも出走したが、9着と期待ほどの結果がでず、以降はマイル路線へとシフト。5戦目で初の1600m戦となる1勝クラスに出走すると、最後方からごぼう抜きで追い込み一閃を決めて勝利した。ゴール前で先頭に立ってからは流して完走するほどの完勝ぶりであった。

その勝ちっぷりが評価され、次走のアーリントンカップでは、1番人気に推される人気馬に。レースは内目の枠から控えて追走し、直線は外へ出されて上がり2位の32秒4の脚で内の馬を交わして快勝。マジックマンことJ.モレイラ騎手の騎乗も素晴らしかったが、一気の相手強化という中であっさりと差し切って危なげない競馬を展開してくれたのは強い証拠。

鞍上が中々決まらなかったが、ギリギリで鮫島克駿騎手とのコンビが決定。G1は未勝利の騎手ということでこの乗り替わりには不満を持つファンも少なくなさそうだが、今年は現在リーディング5位と上位に来ており、調子は良い。今回出走する人気馬のジャンタルマンタルの手綱を握っていた騎手でもあり、あちらも乗り替わりとなっており心情的には一矢報いたいという気もあるだろう。

そこまで器用なタイプには見えないが、しまいの末脚はかなりのモノを持っている。とにかく最後の直線がスムーズなら勝ち負けになるはずで、直線の長い東京コースなら高い期待度を持って良い。人気もそこまで上がらないならむしろ狙い目で、積極的に狙っていきたい。