【ヴィクトリアマイル2024予想】マスクトディーヴァ✕J.モレイラ騎手、人馬ともにメイチ

前走の阪神牝馬Sを快勝したマスクトディーヴァ。レースでは中団前目から追走し、直線は馬群の間から抜け出し、ゴール前で迫るウンブライルの末脚を凌いで快勝した。

注目すべきは同レースの後半4Fのラップで、前半4Fは47秒4というスローペースだったが、後半4Fは12.1-11.3-10.8-11.4というスローの瞬発力勝負となった。これを33秒0の脚で差し切っており、このメンバーでは切れ味が一枚抜けていたいう印象だ。

ヴィクトリアマイルはある程度ペースが流れる傾向があるので、そうなるとしまいのキレが削がれる可能性もあると見るファンも少なくなさそうだ。しかし、昨年のローズSでは前半4Fが12.4-10.8-11.2-11.3と流れた中、しまいも33秒2の脚で差し切ってレコード勝ちしているので、大きく不安視する必要はないだろう。

また、ここを目標にJ.モレイラ騎手を確保しながら臨んできた臨戦過程を考えると、ここはメイチで臨んでくると見て間違いない。モレイラ騎手は来年の短期免許取得の条件である「当該年または過去2年でJRA・G1を2勝以上」を満たしておらず、ここは来年の短期免許獲得のためにも絶対に勝っておきたい一戦。騎手自信の本気度も相当高いはずだ。

2走前の東京新聞杯では1番人気の期待を裏切る6着に敗れているので、左回りではパフォーマンスが落ちるのではないかという懸念もあるが、内前が有利な馬場を出遅れて後方からとなり、展開も不向きで直線大外ぶん回しと敗因は明確。コース適性の差や力負けをしたわけではなく、度外視していい。

本気度の高い馬と騎手、能力と予想されるレース展開を考えるとここは勝ち負けになる可能性は高く、重い印を打ちたい。