大阪杯3着のコントレイル、“道悪対策”が浮き彫りに。宝塚記念で巻き返しなるか?

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4番人気のレイパパレがハナを奪い、後続を寄せ付けずそのまま4馬身差の圧勝を果たした先週の大阪杯。単勝1.8倍を背負ったコントレイルだったが、重馬場に力をそがれ、いつもの爆発的な末脚は不発となった。

早仕掛けでグランアレグリアの脚を封じるまでは良かったが、自身も上がってしまったことと重馬場の影響で、重馬場巧者の伏兵馬モズベッロに差されてしまった。良馬場なら結果は変わっていたかもしれないが、タラレバを言えばキリがない。

宝塚記念での巻き返しが期待されるが、今回の結果で“道悪対策”という課題が浮き彫りになった。宝塚記念の馬場は近5年で5回中4回が稍重以上の馬場で開催されている。例年良馬場で開催され難いレースなだけに、この課題が今浮き彫りになったことの意味は大きい。

阪神競馬は今年、5月初めの天皇賞(春)で一度終了し、6月半ばにまた再開。宝塚記念は6月の阪神競馬の2週目に開催されるスケージュールとなっている。約1ヶ月半間があくので馬場もそこまでひどくはなっていなそうだが、天候が荒れやすい梅雨の時期に行われるレースということで、馬場の懸念はレース当日まで続きそうだ。