【コーラルステークス予想2024】テーオーステルス✕川田将雅騎手、成長度なら一番

今週土曜阪神メインレースはダート1400mで行われる4歳以上のハンデのリステッドレース「コーラルS」が開催されます。過去5年のデータを見ますと、2020年には先日引退を発表したレッドルゼルが勝利しており、大物輩出もあるレース。今年の勝ち馬もあとに続くことができるかに注目です。

騎手でみると日本人騎手が5連勝となっており、今年は短期免許来日中のムルザバエフ騎手は穴人気となりそうなドレフォン産駒のエルバリオに騎乗予定となっており、今年はトレンドが変わるかどうかも注目です。

また、前走から1F距離延長で挑んだ馬が2勝と、まずまずの戦績を上げているのも注目したい点です。

今年の出走予定馬ではカジノドライヴ産駒のメイショウカズサ、トゥザグローリー産駒のメイショウミツヤスの2頭が該当となっており、いずれも阪神ダートコースで勝ち鞍がある馬だけに出走なら警戒が必要です。

安定感を狙うなら前走でダート1400m、かつ3着以内の馬となっており、こちらも2勝を挙げています。

今年はリステッドレースのすばるステークスを連勝しているキタサンブラック産駒のテーオーステルスのみが該当。近3戦で同馬の手綱を握っている川田騎手が引き続き騎乗予定となっており、ここ3戦して2勝3着1回と安定感がある走りを見せています。

前走のすばるSでは好位外から追走し、4コーナーで2番手に進出。直線は右にモタレ気味ながらも、先頭位立ってそのまま押し切る強い勝ちっぷりで昇級戦を見事制しました。2走前の西陣Sでも好位追走を外から伸びて快勝と、近2戦は好内容の競馬で連勝を果たしています。

我の強いところが見られた馬でしたが、時計が掛かる状況でスムーズに運べており、近2戦は川田騎手がレースを教えながらしっかりと勝ちきっています。ここへ来て成長してきているところ見せている点は期待度を高めてくれますし、まだ伸びしろもありそうです。人気を集める可能性が高い1頭となりそうですが、今の充実度と相性の良い川田騎手とのコンビなら期待は十分。ここを制して重賞戦線へと名乗りをあげることができるかに注目です。