【レパードステークス2022予想】新馬戦が秀逸のビヨンドザファザーと、新潟得意の北村騎手とのコンビで激走必至!

今週の新潟競馬場では3歳ダート重賞、レパードステークスが行われます。珍しい中央ダートの3歳限定戦ということもあって、過去10年を見てみても二桁人気の馬が7回も3着以内に入っているように、なかなかの荒れ模様。

今年は、実績的には前走ジャパンダートダービーで4着と好走したハピと、関東オークスで2着のラブパイローが上かもしれませんが、その他の馬も前走勝馬が10頭もいることもあってどの馬にもチャンスがありそうな様相を魅せています。

その中で注目しているのは、ビヨンドザファザーです。前走重賞ユニコーンステークスに出走し、13番人気ながら7着と好走しました。実績的には重賞経験分少し上の存在ですが、この馬に注目した最大の理由は新馬戦にあります。

ビヨンドザファザーの新馬戦は、今回と同じ新潟競馬場1800m戦でした。7番人気ながら2着馬に5馬身差をつけて快勝。ハイペースで上りが掛かった競馬と展開が嵌った感はありますが、逃げた馬が2着に粘り、3着も先行馬だったことからも、かなりタフな競馬だったことがわかります。そんな中、捲り気味に進出し、上り最速で差し切ったのですから展開だけでなく能力がないとできないレースだったと思います。

しかも、直線では同じようにまくってきた馬と接触し、バランスを崩し、騎手も接触した馬を確認する不利があったにも関わらず、立て直して追うとぐんぐん伸びて5馬身の差をつけ、ラストは流してと圧巻のパフォーマンスを披露しました。このレースは能力を示しただけでなく、新潟競馬場の適性もかなりのものがあると認識させてくれたレースと言えるでしょう。今回は新潟競馬場を走ったことのある馬は3頭だけですから、馬場経験の有利さは大きなアドバンテージとなるでしょう。

さらに、鞍上の北村騎手はクロノジェネシスとのコンビで全国に知られたデビュー17年目の中堅騎手ですが、中央競馬場のダート戦の勝率が一番いいのが、新潟競馬場なのです。人馬共に新潟競馬場が得意なのですから、ここでいい結果を魅せてくれることでしょう。

ということで、3歳限定のダート重賞レパードステークスは、新潟競馬場での新馬戦が秀逸だったビヨンドザファザーと新潟ダートが得意な北村騎手とのコンビで、激走必至とみて期待したいと思います。