【JRA函館スプリントS2021】軸馬は安定感抜群のカレンモエで間違いなしか?

記事「【JRA函館スプリントS2021】軸馬は安定感抜群のカレンモエで間違いなしか?」のサムネイル画像

2021年も早いもので折返し。今週末からは北海道シリーズとサマースプリントシリーズが開幕。初戦の函館スプリントSは今年札幌で開催となるので要注意。

優勝候補の最有力候補となりそうなのは、父ロードカナロア、母カレンチャンと両親がG1馬という、良血馬カレンモエだろう。京阪杯でクビ差2着、オーシャンSでハナ差2着とオープン入り後も高いレベルで安定しており、タイトル奪取へあと一歩。

今回約3ヶ月ぶりの実戦となるが、母のカレンチャンがそうであったように、休み明けを苦にしないタイプ。また、カレンチャンは2011年に同レースを制しており、父のロードカナロアも2012年・2着と、血統面の後押しも十分。重賞3度目の正直で勝ち切って、親子制覇といきたいところだ。

鞍上は4走ぶりとなる鮫島克駿騎手。カレンモエには過去4度騎乗しており、「2-1-1-0」と複勝率は100%。もともとカレンモエはキャリア10戦中9戦が馬券圏内と安定感のある馬ではあるが、鮫島騎手自身今年は自己最多を大きく上回るペースで勝利を挙げており、騎手リーディング10位以内も見える好調ぶり。今年は覚醒した感のある騎手とのコンビなら信頼度も増すだろう。

カレンモエ自身はデビュー戦から一貫して1200mを走っており、距離がベストなのは言わずもがな。ペースについても幅広く対応できており、高速馬場でスピード戦となった昨年の佐世保Sにもしっかり対応して2着、デビュー2戦目の1勝クラスではスローペースで前の2頭が1・2着を占めた中好位から進めて3着と、落ち着いたペースでも戦えています。

ここはシンプルに相手関係のみ。重賞2戦で連続2着の実績からも、能力はここでは最上位。軸馬として申し分ない安定感もあるが、ここは勝ちきって悲願の重賞初制覇を果たしたい。