JRAエプソムカップ(2021)は“格”より”勢い”​重視

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上位人気馬が拮抗しており、人気が割れそうな今年のエプソムカップ。前走マイラーズC・2着のアルジャンナが、ルメール騎手騎乗の効果もあって1番人気に推されそうな気配はありますが、抜けた実力がある印象はなく、信頼度は他の上位人気とそこまで変わらない印象です。

今回個人的に最有力視しているのは、前走難波Sを快勝したファルコニアです。

昨年3歳時にはクラシック戦線に乗ることができませんでしたが、今年初戦の春日特別、続く難波Sを勝利し、連勝でオープン入りと勢いに乗っています。近3戦はいずれも力を出し切りやすい阪神コースで、初となる東京へ舞台が替わる点がポイントとなりそうです。

距離適性の高さは証明済みで、スローの瞬発力勝負でも実績があり、左回り以外の不安はあまりありません。今回相手にはコース巧者と呼べる馬も少ないですし、メンバー的にも十分通用するレベルだと感じます。

小柄なタイプのディープインパクト産駒ですが、2走前は逃げて最速上がりで快勝、前走は先行して32秒台の上がりで快勝と先行抜け出しで安定感があります。先週の東京は前残りも目立っていたので、スローの前残りが多いエプソムCならしっかり力も発揮できるでしょう。ということで本命はファルコニアです。

次に対抗ですが、こちらも現在勢いのある馬から選出。対抗の最有力候補は、今年初戦から怒とうの3連勝で一気にオープン入りを果たしたヤシャマルです。

現在5戦連続で東京コースを走っておりオール連対。東京巧者は少ないと前述しましたが、メンバーの中では一番の巧者と感じます。1800~2000mを主戦場としている中距離向きの瞬発力タイプで、キャリア全4勝を東京で挙げているのも納得です。中団で控えて早め抜け出しの競馬で上位に来るのはこの馬だと予想します。

今回は上位勢がやや過剰人気気味と評価し、ファルコニア以外の上位は消して絞って勝負したいと思います。ということで今年のエプソムCは本命ファルコニア、対抗はヤシャマルという予想で勝負したいと思います。