【新潟2歳ステークス2022予想】未勝利ながら経験上位!マイネル総帥の遺した期待のダノンバラード産駒

記事「【新潟2歳ステークス2022予想】未勝利ながら経験上位!マイネル総帥の遺した期待のダノンバラード産駒」のサムネイル画像

今週の日曜日、新潟競馬場では新潟2歳ステークスが行われます。2歳重賞として最初のマイル重賞で、2013年の1着馬ハープスター、2着馬イスラボニータに代表されるように、ここからクラシックに進んでいく名馬もいる大事な2歳重賞となっています。

そんな中で有力視したいのは、ダノンバラード産駒のピンクジンです。ダノンバラードと言うと、引退後2年間日本で種牡馬生活をした後、イギリスへトレードされた経緯があります。その3年後に日本に戻ってくるのですが、この時マイネルの総帥である岡田繁幸氏がダノンバラードの種牡馬としての素質を見極めて買い戻したのだそうです。

復帰後の初年度が今年でしたが、2歳種牡馬ランキングでは5位と素晴らしい成績を残しています。ただ、ピンクジン自身は出走馬の中で唯一の未勝利馬と実績は下位。今回ピンクジン以外の10頭はいずれも前走で勝利していますが、地方馬スタンレー以外は新馬戦か未勝利戦です。全く通用しないレベルの相手ということもないでしょう。

また、ピンクジンは前走オープンのダリア賞に出走し、11頭立て10番人気で7着でした。この時の出走馬は11頭中9頭が1勝馬でしたが、1勝馬と戦っているのはピンクジンのみということも言えます。今回ピンクジン以外の出走馬は1戦か2戦だけの馬しかおらず、ピンクジンは単独最多の3戦を経験しています。唯一の未勝利馬ではありますが、経験は上位。ダリア賞のレース内容もよく、伸びない内をついて7着でしたが外に出せていればさらに順位は上がっていたことでしょう。

ということで今年の新潟2歳ステークスは、経験上位の未勝利馬ピンクジンが初勝利を重賞制覇で飾ってくれることに期待して応援したいと思います。