【クローバー賞2022予想】狙い目の穴馬は、決め手が魅力のアノ馬!

今週日曜札幌9レースは、2歳オープンのクローバー賞です。11頭と少頭数での開催は例年通りですが、うち4頭が地方馬となっており、地方交流戦のような一戦となっています。

過去5年のデータをみると、3着以内は「6番人気以内」の馬で占められており、穴狙いは禁物といえるレースとなっています。とは言え、1番人気は2017年のタワーオブロンドンの2着と、2019年のオータムレッド1着のみなど人気通りとならない面もあり、軸馬の選定が難しいところです。

いずれの1番人気もC.ルメール騎手が騎乗していたという共通点があり、今年のルメール騎手の騎乗馬であるナイトキャッスルが、ルメール効果も加味して軸馬とするのも手でしょう。

「穴狙い禁物」とは言え、地方馬にも魅力的な馬が多い今回。上位人気想定で狙ってみたいのが、地元北海道から参戦するプルタオルネです。

6月に門別の1000mでデビューしたばかりのリアルインパクト産駒で、母サクラカンパネラ、母父サクラバクシンオーという血統。デビュー戦は脚抜きの良い不良馬場で、メンバー上がり最速35秒8の末脚で差し切って快勝と、好スタートを決めました。

距離を1200mに延ばした2戦目の栄冠賞では、デビュー戦の末脚で突っ込んでくる競馬が期待されましたが、後方のまま動けず11着に大敗。しかし、3戦目の前走ではさらに距離を1800mへ延ばし、上がり最速の脚で伸びて3着に善戦してきました。追走にやや苦労してそうなところが見られたものの、最後はしっかり追い込んで3着確保と、この距離でしぶとさを見せてくれたのは好感が持てます。

1500mへの距離短縮はプラスに働きそうですし、決め手があるタイプなので今回のメンバーなら穴をあけられるでしょう。同レースは2017年のダブルシャープ以来地方馬による勝利はありませんが、2・3着までなら食い込んでくる可能性は十分と見て、おさえておくのも手かと思われます。