【JRA府中牝馬S予想2022】この舞台設定ならではの大物食いが期待できそうな穴馬とは?

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今週土曜の東京競馬場でメインレースに組まれているのは、1着馬にエリザベス女王杯への優先出走権が与えられるG2の府中牝馬ステークスです。

今年の出走馬の中ではG1馬2頭がぶつかる点が注目となっており、2強といえるほどの勢いがお互いにない中で対戦するため、伏兵の台頭も視野に入れて馬券検討はしたいところです。

1番人気想定なのは、昨年の札幌記念勝利以降はダート路線を試すなど試行錯誤を繰り返し、ヴィクトリアマイルで勝利を挙げたソダシです。

連覇がかかった札幌記念では前を捕まえられず5着と敗れており、斤量が3歳時より3kg増だったとはいえ、馬券圏内を外したのは陣営としても誤算だったかもしれず、牝馬限定、かつ今年はフェブラリーS、ヴィクトリアマイルと安定感ある内容を残している東京競馬場での復帰初戦だけに、1800mという距離は微妙といえますが、メンバー構成を見ると負けられない1戦といえそうです。

そして昨年のエリザベス女王杯の覇者であるアカイイトも、その後は金鯱賞3着以外は目立った戦績を残せておらず、牝馬限定となる今回は巻き返しを期待したいところですが、昨年もこのレースに出走して7着と敗れており、舞台設定はこの馬にとっては視界良好とはいえないのではないでしょうか。

2頭のG1馬に不安材料があるだけに、つけ入る隙はあるのではないかと考え期待したいのが、芝1800mという舞台設定、さらに休み明けの相性もいいサトノセシルです。今回は久々にルメール騎手とのコンビ復活で挑む予定となっています。

前走のクイーンS・2着をはじめ、大崩れがないのが魅力の1頭で、重賞未勝利の立場だけに格でいえば落ちますが東京競馬場は3戦して2着2回と勝ち味に遅い点は否めないながら安定感は評価できます。今回は2か月半の休み明けとなりますが、3戦して2着1回と、まずまずの戦績を残しており、ルメール騎手騎乗にしてはそこまで人気しなさそうなのも魅力の1頭といえそうです。