【JRA函館スプリントS2023予想】歴史は繰り返す?あの軽ハンデ馬に妙味あり

記事「【JRA函館スプリントS2023予想】歴史は繰り返す?あの軽ハンデ馬に妙味あり」のサムネイル画像

2023年春のG1戦線は、残すところ再来週の宝塚記念を残すのみ。今週からは北海道競馬が開幕し、いよいよ競馬界もサマーシーズンが到来。開幕週を飾る重賞は「函館スプリントステークス」です。 

秋の大舞台を目指す馬、サマーシリーズの王者を目指す馬など有力どころが多数参戦。その中で注目しているのは3歳牝馬のムーンプローブです。

過去10年のデータを見ますと、3歳馬は【3-2-2-11】と良く絡んでおり、やはり斤量の恩恵は大きそうです。昨年までは3歳馬は牡馬52kg、牝馬50kgと古馬がそれぞれ56kg、54kgだったので4kg差があったのですが、今年から3歳馬は牡馬54kg、牝馬52kg、対して古馬は57kg、55kgと3kg差に縮まっています。 

これを機に3歳馬の活躍が減ると言う声もあがってますが、先週などの競馬を見てみると、3歳馬は古馬と対決しても例年通りにやや強い結果もでているので、この傾向はむしろそこまで変わらないのではと見ています。

それならば、函館スプリントステークスも例年通りに3歳馬が強い傾向は続くものと思われます。そもそも、この時期に古馬との重賞に挑戦できるという3歳馬は、既に重賞を勝っているか連対して賞金を確保している馬なので実績的に古馬相手でも十分戦えるのでしょう。今回出走の3頭の3歳馬も、ブトンドール、リバーラが重賞勝ちがあり、ムーンプローブも重賞2着があります。

ムーンプローブは前走の桜花賞で17着と大敗していますが、前走二桁着順は【4-4-3-55】と巻き返す傾向は強いレースです。2016年に勝ったソルヴェイグはフィリーズレビューで勝利し、桜花賞17着からの巻き返しという臨戦過程でした。ムーンプローブの戦績もとても似ていてフィリーズレビュー2着、桜花賞17着ですから、歴史は繰り返すと言ってしまえばソルヴェイグの再来と言ってもいいのかもしれません。

鞍上の北村友一騎手も2017年に3歳馬のジューヌエコールで勝利しており、本レースの勝ち方もわかっている騎手ということで信頼度は高め。

ということで、函館スプリントSは前走17着でも巻き返す歴史のあるレースで、斤量52kgのムーンプローブが快走することに期待して応援したいと思います。