【JRA京都記念2025予想】妙味ある穴馬マコトヴェリーキー、最も得意とする2200m戦なら巻き返し濃厚だ
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京都競馬の日曜メインは「京都記念」が開催。春の古馬中長距離G1路線を目指す実力馬が集結する重要な一戦だ。1月のハンデ戦・日経新春杯とは異なり、京都記念は別定戦のためG1馬も参戦し、よりレベルの高いメンバーが揃った印象。
今年の京都記念にはソールオリエンスとチェルヴィニアの2頭のG1馬を筆頭に、G2・G3戦線の活躍馬が多数集結。ハイレベルな戦いが期待されるなか、注目すべきはオルフェーヴル産駒の5歳牡馬・マコトヴェリーキーだ。
前々走の3勝クラス・高山ステークスを勝利し、オープン入りを達成。しかし、前走の中日新聞杯では11着に敗れ、今回は巻き返しを狙っての参戦となる。
これまで重賞には2度出走しており、3歳時の京都新聞杯・7着と、前走の中日新聞杯・11着。いずれも掲示板を外したが、特に注目すべきは京都新聞杯の内容だ。同レースでは勝ったサトノグランツ、今回出走するリビアングラス(3着)と0秒7差。スローペースの中、サトノグランツやリビアングラスが内を立ち回ったのに対し、マコトヴェリーキーは4コーナーで外々を回りながらも先頭に並びかける手応えを見せた。最後は伸びきれなかったものの、展開次第ではもっと上位に食い込めた可能性が高い。
その後は9戦して3勝を挙げ、着実に力をつけてきた。特筆すべきは距離適性で、これまでの2200m戦では6戦2勝、2着2回、3着1回と安定した成績を残している。唯一掲示板を外したのは京都新聞杯の7着だが、内容は悪くなかった。
一方で2000m戦も悪くはないが、前走の中日新聞杯を見る限り、やや距離が短い印象を受ける。今回の京都記念は、最も得意とする2200m戦。重賞挑戦も3戦目となり、そろそろ結果を出すタイミングだ。
2200m巧者のマコトヴェリーキーにとって、京都記念はまさに絶好の条件。実績面の比較で今回は伏兵的な立場で参戦する可能性が高く、馬券的な妙味もたっぷり。得意距離で激走を期待したい。