【天皇賞秋2020予想】巻き返し期待できる穴馬とは?

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東京競馬の日曜メインは「天皇賞秋」です。出走頭数が12頭と少々寂しい頭数となりましたが、G1馬は7頭となかなかの好メンバーが揃いました。

話題としては何と言っても、現役最強牝馬アーモンドアイが芝G1の史上最多8勝を達成できるか、という大記録への期待が一番でしょう。打倒アーモンドアイとして全馬虎視眈々と天皇賞を狙っていますが、そんな中で注目しているのは5歳牡馬のジナンボーです。

ジナンボーは、父ディープインパクト母アパパネということで“12冠ベイビー”と生まれる前から注目されていましたが、競馬のロマンが血統と言ってもそれだけで勝てるほど甘くはなく、新馬戦を勝利したもの、ザ石のために1年4か月の休養を余儀なくされ、クラシックには出走できませんでした。

その後、4歳の6月に3勝クラスのジューンSを勝ってようやくオープン入りした後、初めて重賞挑戦した新潟記念で2着に好走するも、次戦では初めてのG1出走がジャパンCといきなりの強敵相手で13着に敗退。その後は、小倉大賞典3着、G1大阪杯6着、七夕賞9着、そして前走新潟記念で2年連続となる2着と走り、そして今回3回目のG1となる天皇賞秋に今回チャレンジしてきました。

重賞はまだ未勝利の身ですが、大阪杯では2番手からの競馬で勝ったラッキーライラックから0.5秒差の6着なので、着実に力を付けている印象があります。距離適性でも2000m前後を一番得意としていますので、2000mの秋の天皇賞は今年最大でラストチャンスと言えるかもしれません。

また、前走の新潟記念ではG3で2着という結果でしたが、外がかなり伸びる特殊な馬場の中で、最内を進み直線で先頭に立つと、馬場中央に進路を変えてぎりぎりまで粘っての2着という内容でした。鞍上のデムーロ騎手の好騎乗でもありましたが、一か八かのギャンブル的な競馬でもあったと感じます。

同じような競馬をした馬が最下位になっていることからもわかるように、厳しいレース展開であったはずです。そのレースでぎりぎりまで粘った競馬は高く評価したく、今回相手は大幅に強くはなりますが巻き返しは十分可能であると感じます。

枠については今回12頭立ての大外枠となりましたが、東京2000mは外枠が不利とも言われています。ただ、少頭数の大外ならそこまで割引く必要はなさそうです。鞍上のデムーロ騎手は外枠が得意な騎手でもありますし、ジナンボーの母アパパネは、ピンクの帽子で活躍した馬でもあり、G1・5勝のうち3勝がピンクの帽子の8枠で勝利しており、外枠で好走する縁は強い馬であるという見方も出来ます。

ということで今年の天皇賞秋は、ジナンボーが穴をあけてくれると予想して、同馬の激走に期待した馬券で勝負したいと思います。