【天皇賞春2021予想】新星ディアスティマが3連勝で初重賞G1制覇へ!

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G1長距離レース「天皇賞春」がいよいよ開催です。例年京都競馬場で行われますが、今年は京都競馬場改装のため阪神競馬場での開催となります。

今年は、昨年の菊花賞で三冠馬コントレイルとクビ差の接戦で惜しくも2着となったアリストテレス、同レース4着で前走阪神大賞典を勝利したディープボンド、昨年青葉賞を制し、初の古馬対決となったアルゼンチン共和国杯も勝利したオーソリティ、昨年のオークスを三冠牝馬のデアリングタクトの2着で前走日経賞を制したウインマリリン、そして現在連勝中の新星ディアスティマと5頭の精鋭が出走した4歳馬に対して、一昨年の菊花賞馬ワールドプレミアにG1勝利こそないものの中長距離GⅠの常連とも言える、カレンブーケドールやユーキャンスマイル、オセアグレイトなどの実績古馬陣など、やや4歳勢が有力な感じながらもなかなか混戦模様のメンバーが揃いました。

その中で注目しているのは、4歳馬のディアスティマです。現在2連勝中のディアスティマは、有力4歳馬5頭の中では唯一の重賞未勝利馬で実績的には見劣りますが、今回の天皇賞までの成績、臨戦過程やレース展開を考えると実績が劣っても十分に勝負できる馬だと言うことがわかります。

ディアスティマは、これまで9戦して青葉賞の18着以外は3着以内と安定した成績を残しています。青葉賞は歩容に乱れが出たために、津村騎手が無理をさせなかった結果なので度外視しても良さそうです。それ以外は実に安定して力を出しており、大きく崩れることはない馬です。

青葉賞のこともあってか、馬に無理をさせないローテで走っていることもプラスで、レース間隔は必ず一か月以上空けています。今回約2か月ぶりのレースとなりますが、馬にとっては、一番走り慣れたレース間隔と言えます。その二か月前に走った松籟ステークスは、今回の阪神開催では珍しい3200mの距離で行われたのですが、今回の天皇賞春と同じ条件となります。

阪神開催のためのレース番組ですが、阪神3200mという条件は滅多にない条件ということで、その条件を事前に走れていると言うのは、かなりのアドバンテージと言えますし、その松籟ステークスでは、3馬身差で快勝しているのは文句なくプラスです。

そして今回の天皇賞春のメンバーを見てみると、有力馬に先行馬が多いことからは展開も向きそうなのです。恐らく人気となるアリストテレスやディープボンドが先行し、オーソリティやウインマリリンがマークし、カレンブーケドール、ワールドプレミアも近い位置取りになってくるでしょう。有力馬ばかりでの団子状態にもなりそうです。

そんな中、ディアスティマは一歩前、逃げか2番手でしょう。直後の有力馬集団は怖いですが、有力馬だらけの集団だけに他の馬を意識したまま、互いに警戒したままで少し前への警戒が薄くなるのであれば、松籟ステークスの再現も十分にあるはずです。さらに週末の雨予報で有力馬達の差し脚が鈍るようならなおさら勝ち切る可能性が増えてくるはずです。

ということで、阪神競馬場で行われる春の天皇賞は、展開も向きそうな新星ディアスティマが、3連勝で初重賞制覇、それがG1制覇ということも十分にあると期待して応援したいと思います。