【セントウルステークス2022予想】馬体重も枠もプラスに転じてファストフォースが大変身!

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今週から開幕する阪神競馬場で日曜日のメインレースとして行われるのは、サマースプリント最終戦、セントウルステークスです。

例年、秋のG1戦線の第一弾スプリンターズステークスに向かう実績馬と夏の昇り馬が対決するレースですが、今年は出走馬が13頭と少し少なめです。夏の昇り馬としては、北九州記念を勝ち、ここで4着以内に入ればサマースプリントの称号が狙えるボンボヤージくらいで、どちらかというと実績馬の方が気になるメンバーです。

そんな中で注目しているのは、夏の昇り馬ではありませんが、夏を走ってきた昨年のサマースプリントの覇者、ロードカナロア産駒の6歳牡馬ファストフォースです。

昨年はCBC賞を勝ち、北九州記念2着で見事にサマースプリント王者に輝きました。今年も同じレースに出走したものの、CBC賞12着、北九州記念10着と2戦とも大敗しています。それでも今回注目しているのは、ここ2戦は昨年と比べて馬体重と枠順があまりにも違っていたことが敗因だったと思われるからです。

昨年はCBC賞が518kgで3番枠、北九州記念が520kgで6番枠と520kg近辺の馬体重と内枠だったのと比べ、今年は、CBC賞が508kgで17番枠、北九州記念が510kgで13番枠と馬体重が約10kgも少なく外枠でした。馬体重が510kg近辺というのはデビューした3歳時の頃と同じくらいですから、今年の夏が暑すぎたからなのかもしれませんが、さすがに体調面で疑問が残るような馬体重でした。

そんな状態に加えて先行馬に厳しい外枠スタートと条件的には厳しかった印象を受けます。ただ、昨年のファストフォースは夏を過ぎるにしたがって馬体重を増やしていきましたので、今年も増やしていけるでしょうし、何よりも厩舎側もしっかりケアしてくるでしょう。そしてようやく暑さも朝晩は少し落ち着いてきた感もありますので、体調面の回復も期待できそうです。

昨年のCBC賞を勝って以来勝ち星から遠ざかっていますが、今回のメンバー、開幕週の前残り馬場なら巻き返しのチャンスは十分。久々の美酒を味わえるかどうかに注目です。