【フィリーズレビュー2016有力馬】クードラパン、オークスよりは桜花賞戦線で期待したい
日曜日の阪神のメイン・フィリーズレビュー(G2)に出走するクードラパン。現在は5戦2勝という成績である。前走は、1月に開催されたフェアリーステークス(G3)。4番人気4着という結果であった。
フェアリーステークスは、前半600メートル・35.5、800メートル・47.5の落ち着いたペースを道中は2番手で追走した。後は直線に入り、逃げたビービーバーレルをかわすだけだったが、自身もよく伸びてはいるものの、前との差は詰まらない。残り200メートルで後ろの馬にもかわされ、結局最終着順は4着。道中は特に不利もなく、自分の競馬ができたから持てる力は出しきっているだろう。
2走前の阪神JFにも出走しており、この時は、8番人気13着。1着・メジャーエンブレムからは2.3差と離されており、12着のメイショウスイヅキからも7馬身差。道中も特に不利もなく競馬ができたから、残念ながら上のクラスでは少し厳しいところがありそうなタイプだが、トライアル戦線までは期待しても大丈夫だろう。
小回り中山ではフェアリーステークス4着の他に、サフラン賞(2歳500万下・芝1600)を勝っており、今週の阪神内回りコースを使用する1400メートル戦は舞台としては合っていそう。
兄に2015年のNHKマイルカップ(G1)で1番人気に支持されたグランシルクがいる血統。グランシルクもマイル戦では安定した成績を残している。
オークス(G1)よりは桜戦線で勝負したい血統だけに、今週のフィリーズレビューではそれなりに本気の仕上げでくるだろう。関西圏の阪神で唯一、掲示板を外す大惨敗を喫しており、輸送もポイント。
今回のメンバー・距離・コースであれば、上位に食い込む余地は十分にある。桜よりもトライアルのここで期待してみたい、今週のクードラパンのフィリーズレビューだ。