【セントウルS】阪神巧者のファインニードル、得意の舞台で巻き返せるか?

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今回はセントウルステークスの予想についての記事です。目がすっかり夏競馬のメンバーに慣れてしまったのでG2でもかなり豪華なメンバーに見えてくるものですが、短距離路線のG2ではやはり無理があるのか、なかなか豪華なメンバーが揃ったとは言い難いところがあります。

注目の上位人気はアイビスサマーダッシュ2着のフィドゥーシア、北九州記念5着馬のファインニードル、CBC賞10着のメラグラーナといった具合で、基本的には夏競馬の延長線上にある様な構図のメンバーとなっております。

歴代最強スプリンターの呼び声高いロードカナロアが引退してからもうすぐ4年が経とうとしておりますが、近年は短距離路線で際立って強い馬は不在。そろそろスターが出てきてほしいなぁと思う今日このごろです。

さて、待ちに待った秋競馬の開幕だと言うのに冒頭から短距離路線に対する不平を漏らしてしましたね。申し訳ございませんでした。気を取り直してさっそく予想と見解を述べていきたいと思います!

本命はファインニードルです。前走の北九州記念では5着。2走前の水無月ステークスでの勝ちっぷりから1番人気に推されますが、厳しい流れの中で持ち味が生かせず5着に敗れます。それでも3着とは同タイムの5着ですから、大きく評価を落とす必要はありません。水無月ステークスと同じ阪神に舞台が戻ることはプラスで、急な阪神のコーナーを置かれずに上手く立ち回れていることからも、阪神コースの適性は高いと見てよいでしょう。阪神1200m「2-1-0-0」という成績を見てもそれは明らか。さらに北九州記念組では最上位の存在なので、ここはすんなり勝ってスプリンターズステークスへ堂々と進んでいってもらいたいところです。

イメージとしてはやはり2走前の水無月ステークスのような競馬が理想で、逃げた馬を前に置いて最後もしぶとく伸びていければベスト。ある程度流れても問題はなく、コーナーの立ち回りも上手さも水無月ステークスで証明済みです。今回のような混戦模様のメンバーなら、さほど難しいことではないでしょう。

次に、対抗馬に選んだのはアルティマブラッドです。前走北九州記念の6着馬です。前走は着差はそこまで広がっているわけではないので、そこまで悲観する必要はありません。3枠3番と今回は枠も好枠、先行に問題なく入れるので出遅れなければ勝ち負けになるでしょう。格下と見られそうな今回は買い時かと思われます。血統的にも母アルティマトゥーレは本レースの勝ち馬ですし、狙ってみたいと思います。

次に、連下に選んだのはダンスディレクターです。前走シルクロードステークスの勝ち馬です。1400m戦ですが2走前の阪神カップでも4着と好走しており、過去2戦は状態面が上がってきている印象がありました。しかし、2月に左第1指骨剥離骨折が判明し休養。競走には影響のない程度のものでしたが、前走から約7ヶ月半の休み明けとなります。休み明けの不安はありますが、能力を考えればスタートさえ決まれば問題なく絡んできそうな一頭です。

以上、セントウルステークスの予想でした。今回は混戦模様で荒れそうな気配が漂ってはおりますが、人気のファインニードル本命は堅いと思っているので、なるべく絞って勝負をしたいと思っております。ということで、セントウルステークスは本命ファインニードル、対抗にアルティマブラッド、連下にダンスディレクターという予想で勝負をしたいと思います。それでは、皆さん馬券の健闘を祈ります!