JRA東京ジャンプS(2021)の“本命”と“対抗”はこの馬だ!

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春の東京開催ラストを飾る重賞は障害G3「東京ジャンプS」です。先日公開したデータと傾向の記事でもお伝えした通り、過去9年で100万馬券以上が三度も飛び出す波乱傾向の強い障害重賞です。

この時期の障害馬に1流どころは少なく、今年も甲乙付けがたい難解なメンバーが揃いましたが、そんな中で最有力視しているのは、前走京都ハイジャンプ・3着から巻き返しを狙うスマートアペックスです。

昨年6月に障害へ転身し、昇級後は2勝、2着3回、3着1回、着外2回、負けた2回もいずれも4着とレベルは高く、4歳にして早くも3勝と今後の障害界を背負っていきそうな期待感あふれる1頭です。2走前の中山グランドJでも4着とG1戦線でも活躍しており、いきなり上位の可能性は十分ありそうです。

競馬場問わず好走する器用さもあり、東京コースも昨年の秋陽ジャンプSで経験済みと条件は良いです。転身後は既に11戦、今年はジャンプ重賞皆勤賞とローテーションがかなり過酷なので疲労面が懸念ですが、重賞級の能力や近走の勢い、安定した飛越とレース運びから、今回は重賞初制覇を果たしてくれる可能性は大いにあると予想して、同馬を本命視したいと思います。

続いて相手ですが、今回対抗馬で最有力視しているのは、前走中山グランドJ・7着から巻き返しを狙うヒロシゲセブンです。

昨年秋の東京ハイジャンプは上がり1位で、有力馬メイショウダッサイに次ぐ2着。続く秋陽ジャンプSでは今回参戦するコウユーヌレエフやスマートアペックス、ザメイダンに先着しており、ここでは上位の存在となりそうです。重賞は未勝利ですが、積み重ねて力を付けてきた上昇度は魅力です。

主戦騎手の高田騎手がグローブシアター騎乗ということで西谷騎手へ乗り替わる点が唯一ネックですが、前走からメンバーも楽になり、同条件である東京ハイジャンプや秋陽ジャンプSの好走実績からも、ここは上位に食い込んでくる可能性大と見て有力視したいと思います。

ということで今年の東京ジャンプSは、本命スマートアペックス、対抗はヒロシゲセブンという予想で勝負したいと思います。