JRA中山記念(2021)はラストランの蛯名正義×ゴーフォザサミットの有終Vに期待

今週末で34年間の騎手人生に終止符を打つ蛯名正義騎手。最後の重賞レースは中山記念で、ゴーフォザサミットに騎乗となる。

ゴーフォザサミットには約2年半ぶりの騎乗となるが、蛯名騎手は2・3歳時に主戦騎手を務めた騎手でもあり、2018年の青葉賞に騎乗して同馬に重賞初勝利をプレゼントした騎手でもある。想い入れの強い馬でラストライドとなれば最後の最後は重賞Vで花道を飾ってもらいたい。

初のダート挑戦となった前走のアルデバランSでは、ダートで前の馬が蹴り上げる砂を嫌がり自分の競馬ができず、15着敗退と結果を残せなかった。ただ、芝へ戻る点は好材料で、休み明けダートを使ってひと叩きの一変も期待できそうだ。

体力がウリの馬で後ろからの競馬が基本スタイルなので、ここは条件的にマッチしている感はないが、メンバーが手薄な今年の中山記念は十分チャンスはある。好位勢にそこまで強い馬がいないので、先行とまではいかずとも中団あたりから上手く立ち回れば好勝負を演じれるだろう。

25回も騎乗しながら、ついにダービーを勝てなかった蛯名騎手。2018年のダービーはゴーフォザサミットで挑戦し、7着敗退。ダービー・ジョッキーの称号は得られなかったが、最後の最後で感動の有終Vを果たし、ダービー制覇以上の感動をファンに与えてくれるかもしれない。そんな熱いドラマを期待して、ゴーフォザサミット×蛯名騎手の単勝馬券を買ってみたい。