少数精鋭ながら非情にコストパフォーマンスの高い種牡馬アンライバルド

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種牡馬入りラッシュが続いた2015年。「えっ、この血統がこんな種付け料なの?」という馬もいれば、「えっ、この成績で種牡馬入りできるの?」と思える良血馬もいたり多士済々です。

今回はその中でも前者にあたる馬をご紹介します。話題性という意味ではある意味ダントツ1位かもしれません、ネオユニヴァース産駒のアンライバルドです。

母バレークイーンは自身こそ競走馬として出走することはなかったものの、さらに母Sun Princessは英オークス、ヨークシャーオークス、セントレジャーを制した女傑。その血を継いでか、日本に来て優秀な産駒を産み出してくれた名牝。ネオユニヴァース産駒は気性に難があるといわれますが、それだけに個性派が出てくるイメージもあります。

そんなアンライバルドの産駒は現在JRAには15頭が登録されています。みなさん知っているであろう馬はトウショウドラフタ。今年のファルコンSを3連勝で突き抜けた田辺騎手期待の1頭。もちろん目標はNHKマイルカップになるでしょう。

その他にもある意味トウショウドラフト以上に注目を集めたかもしれないモウカッテルがいます。1勝馬で地味な競走馬生活を送っていたはずが、藤田菜七子騎手のJRA重賞初騎乗のパートナーを務めることになり、スプリングSでいきなり脚光を浴びることになりました。

管理する森調教師も納得の競馬。また機会があればどんどん乗せたいとコメントがありました。UAEダービー3着のユウチェンジも森厩舎所属です。ひょっとしたら大きな舞台で使ってくれるかもしれません。
不思議なことに、所属の根本厩舎よりも川崎、浦和、そして栗東など、フリーの騎手が受けるような評価のされ方をしています。

やや話がそれましたが、気になるアンライバルドの種付け料は受胎条件30万円。出生条件50万円。サラリーマンの夏のボーナスで頑張れば行ける値段。繁殖牝馬をお持ちの方はぜひ検討を!

この記事を書いている間にも人気は上がっているようなので、種付け料も改訂されてしまいます。ご利用はお早めに!