2019年度の顕彰馬はなし、キタサンブラック5票届かず

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JRAは11日、2019年度の顕彰馬選定記者投票を行ったが、選定基準となる投票者数(記者193名)の4分の3以上(145票以上)の票を得た馬がいなかったため、2019年度のJRA顕彰馬はなしとなったことを発表した。

G1・7勝馬のキタサンブラック(牡7)が得票数がトップで140票を集めたが、4分の3以上となる145票まで5票届かなかった。

選定馬なしは2年ぶりで、2017年はロードカナロアが152票を集め、同年の選定基準であった156票まであと4票だけ及ばず、選定を逃した。しかし、翌年2018年にはロードカナロアが156票を獲得し、顕彰馬の選出を果たした。

顕彰馬とは、1984年にJRAの発展に多大な貢献があった過去の名馬の功績をたたえる目的で設置された。1999年までは顕彰馬選考委員会の審議により決定されていたが、2000年以降は報道関係者の投票(1人最大4頭)となり、総投票者の4分の23以上の票数を得れば選出される。

選定対象馬は、1998年(平成10年)4月1日から2018年(平成30年)3月31日の間に競走馬登録を抹消した馬となっている。