【JRAダービー卿CT予想】勢いがある実績馬の巻き返しに期待!

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中山競馬場では、今週の土曜日にハンデマイル重賞のGⅢダービー卿チャレンジが行われます。

過去10年の勝馬の傾向を見てみると、1番人気での勝馬は1勝のみで、ハンデ重賞らしく荒れ模様の傾向があることがわかります。さらに、その唯一1番人気で勝った2015年のモーリスを含めて、ダービー卿が初重賞制覇だった馬が10年で8頭もいるため、実績よりも勢いが必要かもしれません。過去も含めてみてみると、案外実績馬が復活勝利を挙げていることも多く、過去10年でもNHKマイルを制しているカレンブラックヒルが大敗を続けていた2014年に復活勝利を挙げた例があるため、「荒れる」「勢い重視」「不振からの巻き返し」というのが、ダービー卿の傾向と言えそうです。

今年の出走馬16頭を見てみると、重賞馬が7頭出走していますが、ダービー卿の傾向を考えると、重賞未勝利の9頭にチャンスがありそうです。そんな中で傾向を重視して注目しているのは、ハーツクライ産駒の7歳牡馬スカーフェイスです。

スカーフェイスは、中山金杯の2着や函館記念3着、G1大阪杯6着などの実績がありますが、前々走まで大敗続きで人気も落ちていました。しかし、前走のリステッド・大阪城ステークスで8番人気ながら快勝しました。

スカーフェイスは、人気を落としてのリステッドでの勝利という点ではまだそこまで人気にはならないかもしれませんが、「勢い重視」なら前走を勝っている勢いは無視できません。さらに、過去の重賞実績だけを見ると上位の存在であり、この重賞でも上位に来る可能性があるため、復活も少々期待できる存在です。また、実績は上でも重賞勝ちはありませんが、ここで初めての重賞制覇という可能性も十分にあるでしょう。

そこで、ダービー卿チャレンジには、スカーフェイスが妙に合致するという点から、初重賞制覇を果たして高配当を生むかもしれない使者として、応援したいと思います。