【兵庫チャンピオンシップ2023予想】21年連続JRA所属馬勝利、今年も地元兵庫勢は劣勢か?

中央に3歳3冠レースがあるように、地方競馬にもそれぞれの地域で3冠レースが組まれています。

JRAの3冠はダービーの格が特に高い印象こそありますが、グレードとしては全てG1ということで均一になっているものの、地方3冠にその条件はありません。そういった意味で注目したいのが5月3日祝日に園田競馬場で行われるダート1870mの兵庫CSです。

地元兵庫勢からすれば3冠レースの二戦目ですが、JRA所属馬にとっては地方交流重賞の1つとなっており、過去のレース結果を見てもコパノリッキー、クリソベリル、ケイティブレイブなど、JRA所属の一流馬が勝利してきたレースで、地元馬にとって2冠目に中央勢とぶつからなければならない過酷な条件となります。

過去のデータをみると第2回開催で勝利した地元のロードバクシンが後に見事兵庫3冠を達成したものの、その後21年間はすべてJRA所属馬が勝利しており、今年も中央馬が地方の高い壁となって立ちはだかりそうです。

小回りコースで1870m開催ということもあり、コーナーを6回まわるトリッキーなコース形態、かつ直線も200m程度と短いだけに、自在性と先行力のある馬に有利なコースとなります。

今年の出走予定馬を見ると牝馬は先々期待できそうなマルカラピッド、メイショウオーロラの2頭が登録していますが、過去のデータからは牡馬が強いレースということもあり、また先行力がある馬という観点から、ロゴタイプ産駒のミトノオーが展開面含め有利と見ます。

騎乗する武豊騎手にとっても昨年はノットゥルノ騎乗で2着こそ確保したものの、勝ったブリッツファングからは8馬身という圧倒的な差をつけられただけに、今年は雪辱なるかも含め注目ですね。