日本初の父子3世代海外重賞制覇の偉業。4世代目に受け継げるか?

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先月7日に行われたブリーダーズカップディスタフをマルシュロレーヌが制したのは、現地でも低いオッズだったこともありインパクトを与えるレースとなりましたが、この勝利で、日本調教馬による米国ダートG1初制覇を達成しています。

また、これにより祖父ステイゴールド、父オルフェーブルに続いて史上初の内国産・国内繋養種牡馬産駒の3世代連続の海外重賞勝利も飾りました。

サンデーサイレンスの血が脈々と日本で根付き受け継がれていった結果、凱旋という形で大輪の花を咲かせる結果となっており、またオルフェーヴルの母系にはメジロマックイーンの血も受け継がれていることから、日本古来の血統の底力も見せた結果といえるでしょう。

3世代続いたものは4世代目にも期待したいところですが、マルシュロレーヌは牝馬ということもあり、らなる偉業を狙うためには、オルフェーブル産駒の牡馬が海外重賞勝利を成し遂げなければならず、ラッキーライラックをはじめ大物牝馬には恵まれているオルフェーブルですが、後継種牡馬となっているエポカドーロはG1馬とはいえ海外競走には出走がなく、そのハードルはかなり高いものになりそうです。

古馬の中で可能性が今後ありそうな1頭として紹介したいのは、昨年カペラS勝利後にドバイ遠征を行ったジャスティンで、ドバイゴールデンシャヒーンでも穴人気に支持されるなど、ダート短距離路線が主戦場となっています。

また、1戦1勝の2歳馬ではありますが、今年のオークス馬のユーバーレーベンの半弟であるマイネルトルファンも、5番人気とやや血統を考えると低い評価ながら勝利しており、今後に期待がかかる1頭で、こちらも先々期待したい1頭です。