【京都記念2025予想】チェルヴィニアは危険な人気馬か、ドバイ遠征を控えた今のデキはいかに?
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日曜の京都メインに組まれているのは、芝2200mの4歳以上オープンG2「京都記念」です。今年は12頭立てでの開催となります。
2022年は阪神競馬場で開催され、12番人気のアフリカンゴールドと8番人気のタガノディアマンテで決着し、大波乱の決着となりました。しかし、過去10年間で1番人気から3番人気の馬がそろって馬券圏外になったのはこの1回のみであり、京都競馬場で開催される際は比較的堅実に決着しています。
今年は何と言っても昨年の二冠牝馬であるハービンジャー産駒の4歳牝馬・チェルヴィニアが主役と見て間違いないでしょう。
前走のジャパンカップではドゥデュースと人気を分け合い、2番人気の支持を受けながら牡馬相手に4着と健闘しました。ルメール騎手が引き続き騎乗予定で、陣営としてもここで弾みをつけ、ドバイ遠征に向かいたいところ。
京都芝コースでは秋華賞で結果を出しているものの、前走では道中でリキむ場面が見られました。ルメール騎手の手腕で何とかギリギリ折り合えたかという具合で、今回も課題はつきまといます。また、この時期のタフな京都の馬場は合うのか、スタミナ面に問題はないのかといった不安も拭いきれません。馬体も大きくボリュームアップしており、ドバイを見据えた仕上げであるなら危険視するのも手かもしれません。いずれにせよ休み明けかつ圧倒的1番人気が予想される今回は、取捨選択が難しい1頭となりそうです。
同じく前走ジャパンカップ組では、11着と大敗したものの、昨年の宝塚記念で2着となり、京都芝2200mへの高い適性を示しているキタサンブラック産駒の5歳牡馬・ソールオリエンスも適性面を考えれば有力視したい1頭。川田騎手とのコンビ復活となり、一昨年の有馬記念以来のコンビで初勝利なるか注目が集まります。
昨年の京都記念を制したディープインパクト産駒の6歳牡馬・プラダリアも連覇を狙っての参戦。池添騎手とのコンビが復活し、京都記念や京都大賞典での実績を持つことから、京都芝コースなら見直せる1頭です。前走の香港ヴァーズでは逃げて大敗しましたが、本来は控える競馬で結果を出しているだけに、スムーズに4、5番手を追走できれば、単勝も含めて面白い存在となるでしょう。
今年も上位勢のレベルは高く紛れは起こらなそうな気配はありますが、果たしてどの馬が勝ち切るのか。今後の中距離G1戦線をを占う上でも目が離せない一戦となります。