【NST賞考察】エイシンローリン斤量増の壁は連覇に立ちはだかるか?

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今週の札幌記念に参戦を予定しているヤマカツエースは変則的ではありますが金鯱賞の連覇を成し遂げました。同日、新潟開催のメインレースNST賞ではエイシンローリンが連覇を目指して出走となります。鞍上は今年の夏ウインがニオンをはじめ先行馬とのコンビで光る騎乗を見せている津村騎手。

父サウスヴィグラスを彷彿とさせるダートのスプリンターかつ先行馬でもあり、前走の室町ステークスでも自分の競馬に徹して2着を確保。直線が長い新潟コースでは逃げ馬の不利な印象もありますが、過去4年の同レースデータでは最初のコーナーで2,3番手につけた馬の成績が【1,3,3,5】と、複勝圏内で考えるとかなりのハイアベレージであり、むしろ先行馬が強いレースといえます。

また、エイシンローリンは昨年のこのレースが新潟競馬場初見参だったわけですが見事1着を手にしました。今回は10ヶ月に及ぶ長期休養明けになりますが、過去に半年と4ヶ月の休養明けでも勝っており、鉄砲には滅法強い馬です。

こうなるとほぼ鉄板と見えてしまいますが、足元をすくわれてしまわないように不安材料も確認しておきましょう。昨年は軽量の52kgの6番人気で優勝しましたが、今年は昨年の勝ち馬ということもあり54kgと負担増になりました。休養明けを逆に嫌う方もいるでしょうが、昨年より人気も上になるでしょう。経ハンデ馬の大駆けが多いレースとなっているだけに、この斤量が手痛いハンデとなる可能性もありますが、このあたりも考慮して馬券見当に加えてみてはいかがでしょうか。