【日本ダービー2024予想】瞬発力勝負濃厚?ジャスティンミラノで間違いなしか

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日本ダービーの直近5年のペースの平均すると、前半5Fが59.8秒、上がり3Fが34.9秒となっている。過去5年の逃げ馬の成績は【0-0-0-6】となっており、2400mをこのペースで逃げ切る馬は皆無。【3-1-1-12】と安定して勝ち負けを演じている先行馬が中心となるのが基本的な傾向だ。逃げ馬は残れないが、ある程度の先行力と瞬発力が求められる一戦となっている。

今年のメンバーでハナを主張しそうなのは、皐月賞レコードの立役者メイショウタバルくらいだろう。皐月賞を前半1000m57秒5というハイペースで逃げたわけだが、折り合いが付かずに行ってしまい、結果殿負けで終わってしまった。

日本ダービーでも引き続き折り合い面は課題となりそうで、レース傾向からも買い難い1頭となりそうだ。元JRA騎手で競馬解説者の“アンカツ”こと安藤勝己氏は「能力の片鱗は見せとる」「人気落としたタイミングでまた一発ある」と高い評価はしており、どこかで食い込んでくる可能性は十分にあるが、買うタイミングとしては日本ダービーはまだ早そうだ。

上記でも述べたように、瞬発力勝負になりやすく、上りが重要となってくるのが日本ダービーの特徴としてある。今年は逃げ馬候補がメイショウタバルくらいしかいないので、やはりある程度キレがある先行馬から狙いたい。

となると、スローからの究極の瞬発力戦となった共同通信杯を上がり32秒6の脚で勝ち切ったジャスティンミラノを中心視せざるを得ないだろう。

共同通信杯はレースは1000m通過1分2秒7という超スローペースで、向正面で2番手まで押し上げると、絶好の手応えで迎えた直線はラスト2Fは10秒9-10秒8という瞬発力を見せて勝ち切った。そして前走の皐月賞では、今度は1000m通過57秒5という超ハイペースを好位外からロングスパートを決め手レコード決着と、内容の濃いレースをこなしてきた。共同通信杯でジャンタルマンタルを完封したスピードと瞬発力、皐月賞のロングスパート戦を制した先行力・追走力・スタミナとどれを取ってもメンバー上位。

ある程度の位置を取って先行し、最後の長い直線は高いスピードの持続力と瞬発力で抜け出して快勝というシーンが濃厚なのではないだろうか。