競馬で巨額追徴課税を受けたじゃい氏、不服申し立てへ

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今月5日、自身のYoutubeチャンネルで破産したことを報告したお笑いトリオ・インスタントジョンソンのじゃいが、東京国税不服審判所に不服申し立てをしたことが明らかになった。16日、テレビ朝日系「グッド!モーニング」の独自取材で詳細を明かした。

じゃい氏は2020年の川崎競馬で6400万近い馬券を手にするなどして注目を集めていたが、外れ馬券が経費にならず、所得から控除できない理由などから、“年収の倍以上”とされる巨額な追徴課税が求められた。家族や親戚の手助けもあり、なんとか資金を調達して支払っていく方針であると説明していた。

じゃい氏の代理人弁護士によると、現行の法制度では馬券を経費として認めるのは難しく、不服申し立てが通るのはかなり難しいとも話している。それでも不服申立てに踏み切ったのは「競馬界の歴史を変えたいと思っている」からだとした。馬券代の一定額は国や地方自治体に収入として入っており、その上で当たり馬券に税金となれば二重課税になるのではないかという議論は、競馬ファンの間では昔から囁かれていた。

実際、競馬ファンなら誰しもが夢見る高額馬券を的中したとしても、それと同等かそれ以上の税金を請求されることになれば本末転倒だ。少額の勝ちなら税金は掛からない、色々な意味でリスクが高すぎる高額配当狙いは避けるべきともなれば、競馬の楽しみ方が一つ減ってしまうということになる。

破産報告時は「馬券は買わない」とコメントしていたじゃい氏だったが、先日公開された自身のYoutubeチャンネルの動画内では、借金をしている身故、馬券の購入額はこれまでよりも控えめになると言いながらも、今後も馬券は購入していくと説明。競馬界のさらなる普及のため、税制見直しについて声をあげていきたいと決意表明したじゃい氏の今後の動向から、目が離せなそうだ。