【皐月賞2024予想】ハイペースならジャンタルマンタルで間違いなし

3歳クラシック三冠の一戦目「皐月賞」がいよいよ開催です。過去の傾向を見る限り大きな波乱が起きにくいレースと言える一戦で、今年も上位人気の取捨がポイントとなってくるでしょう。

人気を集めそうな有力馬の中でとくに有力視したいのは、前走の共同通信杯・2着から参戦するジャンタルマンタルです。

昨年10月にデビューし、デイリー杯2歳S、朝日杯FSを連勝して無敗の3連勝で2歳マイル王者に君臨。マイル重賞連勝から1800mの共同通信杯挑戦ということで前走は距離延長が大きなポイントでしたが、これを見事にクリア。次の好走を予感させる好内容のレースを見せてくれました。

不安視されるのは“距離”よりもむしろ“ペース”。前走は少頭数の前哨戦らしくスローペースからの瞬発力勝負となりましたが、本番の皐月賞は多頭数でハイペースになりやすく、求められる適性が大きく異なります。朝日杯FSではハイペース追走から余裕で勝ちきっており、スローしか経験してない馬もいる中でこの経験は大きなアドバンテージになると感じます。

今年は先行馬も逃げ馬も数頭おり、例年の傾向通りペースは流れる可能性大。前走はスローペースで位置取りの差が影響しましたが、流れやすい皐月賞なら逆転は可能でしょう。ということで本命は、ジャンタルマンタルです。

続いて相手ですが、対抗馬として有力視しているのは、前走の共同通信杯・5着から巻き返しを狙うエコロヴァルツです。

共同通信杯は1000m通過が62秒7という特殊すぎるレースでしたので、下位の馬でも評価を下げる必要はないでしょう。5着に敗れたエコロヴァルツについても同様のことが言えそうで、他馬同様に折り合いに苦しんでスムーズな競馬できませんでした。今回は前走よりペースが上がるのは確実で、折り合いも良くなるはずです。

2走前の朝日杯FSではハイペースを追走し、向正面ではかかった馬にぶつけられる不利を受けつつ、最後も外にモタれながらと決してスムーズな競馬ではない中でも素晴らしい脚を見せて2着に好走。展開を考えると勝馬のジャンタルマンタルと同等かそれ以上に強い競馬をしていたとも言って良いでしょう。

画面外から強烈な末脚で飛び込んできた朝日杯FSの脚がホンモノなら、今回は届き切る可能性が高いと見ています。ということで今年の皐月賞は、本命ジャンタルマンタル、対抗エコロヴァルツという予想で勝負したいと思います。