【淀短距離S予想2021】ジョーアラビカ、7歳にして本格化か

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優秀な競走馬には繁殖馬として仕事が残されるという事情があるにせよ、一般的に競走能力のピークは5歳前後とされていますが、中には歳を重ねて本格化を迎えるケースというのもあるのが競馬の奥深いところ。

そういった意味で注目したいのが今週土曜に中京競馬場で開催される淀短距離ステークスに出走する7歳馬ジョーアラビカです。昨年末6歳後半になってからようやく安定感、勢いがついてきており、今年7歳にしていよいよ飛躍に向けたステップレースへ参戦します。

栗東・清水久厩舎の管理馬で、厩舎の看板馬だったキタサンブラック引退後は目立った成績を残せているとはいえませんが、今年7歳を迎えるジョーアラビカは芝の短距離界で活躍が期待される1頭と言えるでしょう。

昨年は二桁着順を含め大敗を喫するシーンこそあったものの、10月の長岡京S3着から4戦はすべて3着以内の安定感を誇っており、長く滞在した3勝クラスの道頓堀Sを勝利した後に挑んだ京阪杯では12番人気ながら3着に食い込み、その後のOP・タンザナイトステークスでも2着と連続好走しており、今回はリステッドレースということもあり有力視されています。

川田騎手が引き続き騎乗するのも好材料で、追い込みを信条とする競馬で結果を残しているだけに、展開に左右されるところはあるでしょうが、中京コース、中2週の詰まったローテーションとともに勝ち星を挙げていることもあり、今回も末脚が鈍ることはなさそうです。

昨年のこのレースの勝ち馬で高松宮記念にも出走していたアイラブテーラーには京都金杯で大穴をあけた岩田騎手が騎乗し、今年も中山金杯を制するなど勢いがとまらない松山騎手騎乗のタイセイアベニールといったライバル馬も参戦を予定していますが、この馬での勝ち方を知っているといえる川田騎手の手綱さばきにも注目して狙ってみたいところですね。