【関東オークス2024予想】中央馬席捲のダート3歳路線、地方馬の巻き返しなるか?

今年から大幅にリニューアルとなった地方交流競走ですが、3歳クラシック第一弾の羽田盃はアマンテビアンコ、先日行われた東京ダービーはラムジェットが圧巻の走りで勝利しており、地方馬にとっては苦しい戦いが続いています。

12日水曜日に川崎競馬場で行われる関東オークスは、昨年は中央馬が3着まで独占となりましたが、それまでは地方馬が3着以内に入るシーンも多いレースだっただけに、中央馬で最有力と目されていたアンモシエラが東京ダービーに参戦したことも考えると、今年は地方馬の巻き返しにも期待したいところです。

中央からはドレフォン産駒のアンデスビエントが1勝クラス卒業の勢いで参戦となりますが、1勝クラス卒業まで3戦を要した馬だけに、オープンで即通用するかは気がかりな点です。ただ、母のアンデスクイーンは当レースと同舞台のエンプレス杯を制しているだけに血統面の後押しは充分と言えるでしょう。

芝からの転戦組ではサトノクラウン産駒のイゾラフェリーチェに注目です。半兄にエフフォーリアのいる良血ですが、前走のスイートピーステークスで敗れたこともあり、未勝利脱出を果たしたダート路線に改めて戻す形となりました。陣営はオークス参戦も視野に入れていた期待馬ということもあり、1戦1勝で無敗のダート路線で改めて期待したいところです。

勢いでは未勝利クラス、1勝クラスと2連勝で挑むダノンレジェンド産駒のメイショウヨシノが注目で、地方競馬でも活躍馬が多いダノンレジェンド産駒というのも魅力です。

地方馬では昨年の東京2歳優駿牝馬を制しているマジェスティックウォリアー産駒のローリエフレイバーが筆頭格です。前々走の雲取賞は二桁着順で大敗を喫しましたが、前走の東京プリンセス賞では2着に巻き返しており、牝馬限定戦なら十分勝ち負けが見込めそうです。

浦和の桜花賞を制したキズナ産駒のプリンセスアリーも、続く東京プリンセス賞3着と牝馬限定戦で崩れていない点からも、距離延長がカギとなりそうですが、期待できそうですね。