【加付式“連番の法則”】CBC賞など先週の回顧・検証

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移動や休業要請が解除され、人々の動きが戻ってきた先週から感染者が再び増加。6日現在、東京での5日連続の100人超えを中心に、隣接する神奈川・埼玉・千葉、あるいは離れた九州などでも増加傾向に。宣言や休業要請こそ出されないものの東京都知事からは「他府県への移動は控えるように」との要請が都民に訴えられた。状況を逆戻りさせないため、まだまだ予断を許さない状況だ。

前週のグランプリ宝塚記念で上半期が終わり、先週からは福島や新潟、函館、札幌、小倉といったいわゆるローカル競馬場を中心にした「夏競馬」が本格的に始まった。今年は、当初予定された東京オリンピックや暑熱対策などから、「札幌・新潟」の2場開催や日程などが例年とは多少変更され開催される。また、例年「宝塚記念」で開催終了となる阪神開催も「良好な芝馬場維持の観点」から、今年は中京に替わり7月19日まで引き続き夏競馬開催場として使用される。

その中京に替わり阪神で行われたGⅢ・CBC賞では、長らく低迷が続いた13番人気ラブカンプーがデビュー2年目の鞍上・斎藤新騎手に導かれ重賞初制覇。また福島のGⅢ・ラジオNIKKEI賞では、当日7Rで落馬負傷した団野大成騎手から急遽乗り替わった内田博幸騎手に導かれ、8番人気バビットがこちらも重賞初制覇。両馬とも、まさに鞍上に導かれた形の他馬の追撃を許さない見事な逃げ切り勝利であった。

そして先週は再び、その2重賞とも連番の法則で決着。ラジオNIKKEI賞が「同番」決着で約17万配当、CBC賞は「一組連番」で約244万の超大型配当となった。

それでは、先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

7月4日
-福島阪神函館合計出現率(%)
ALL連番03038.3
一組連番8341541.7
同番11138.3
合計975--
出現率(%)75.058.341.7--
7月5日
-福島阪神函館合計出現率(%)
ALL連番12038.3
一組連番5651644.4
同番220411.1
合計8105--
出現率(%)66.783.341.7--

先週は、土曜日曜3場合計72レース中、出現確率No.1の「一組連番」が31レース、「ALL連番」が6レース、「同番」が7レースといった出現回数。「ALL連番」「同番」が通常出現率に戻り、「一組連番」が通常より若干少なめの出現であった。出現率の表をご覧いただくとわかるかと思うが、土日とも函館だけ低調な出現率に終わった。また、先週は配当面でもレース全体、そして連番の法則全体でも低配当、堅め決着が多く見られた。法則だけでみても土曜は、10万超、100万超ともに1回ずつ。100万超1回はともかく、10万超1回は殆ど見ない超低調日となった。日曜に替わってからは、10万超5回とやや持ち直したが・・・。3場2日間全体で見ると、函館だけは土日とも「41.7%」と5割を切る結果となったが、その他はすべて通常通り5割以上の出現率。特に日曜阪神は「83.3%」と多く出現し、「一組連番」6回、「ALL連番」「同番」が2回ずつと満遍なく出現したので、日曜阪神に「法則買い」に臨まれた向きは複数回の的中もあったのではなかろうか。

「一組連番」は、土曜福島と日曜阪神で特に多く出現した。10万超回数は少なかったが、ともに100万超を1回ずつ記録。特に前記した日曜阪神のメイン「CBC賞」では配当244万。当コラムで注目としている3番人気との「一組連番」が演出した。3番人気「2番レッドアンシェル」に注目・軸馬に選定された方が、両脇馬番の1番・3番・11番・13番を抑えることで叶う確率が格段に上がったことになる。2番からの3連複で2400倍、ワイド「2-3」でも75倍を取れたはずである。軸馬の両脇馬番は是非抑えていただきたいと思う。

「同番」組み合わせは、土日で7回出現。10万超高額配当は、3回。「土日とも出現回数が少なかった」と振り返った函館で1回、残る2回は福島で出現。福島メインの「ラジオNIKKEI賞」は、7・8番人気の「同番」で人気からは狙い難かったか。それでも、最内1枠1番に入った逃げ馬バビットの3連勝に賭けた方ならば、同番・11番を抑えることで馬連・馬単でも万馬券を取れたはずである。また、前週発行した「上半期まとめ」コラムでも高額万馬券の宝庫として最終レースの上半期データを掲載したが、福島最終レースで注目3番人気との「同番」から31万馬券。上半期コラムでは「最終レースは思い切った馬券勝負を・・・」と記した結果がすぐに現れた格好である。

最もお勧めと推奨している「ALL連番」は、土日で全6回と前週減った出現回数を再び通常レベルに戻した。ただ配当面では、1桁万円のいわゆる通常万馬券が2回、10万超が1回のみと的中の苦労の割に見返りが少なかったか。ただ、その1回のみの10万超配当は、筆者の先週のYouTube実践編での「推奨・日曜阪神7レース」で出現。1番人気からの「ALL連番」で決着したのだが、実は1着の10番人気タイガーインディは、YouTube実践編での「本命・推奨馬」であった。馬連・馬単でも万馬券だったので、「ご覧いただき的中できた方はいただろうか・・・?」と・・・。筆者はチャレンジ方法・組み合わせを「同番」に設定してしまい、相手が5着。本命1着ながら残念ながら取り逃がしてしまい、悔しい結果に。しかしながら、このように1番人気からの「ALL連番」でも高配当は手に出来るので、是非今後も、上位人気からの「ALL連番」にも注意を向けておいていただきたい。

ちなみにそのYouTube実践編で同番チャレンジで失敗、しかも「ALL連番」決着で26万馬券を取り逃がした筆者は、福島最終レースで「同番」に再チャレンジして成功(配信日未定ながら「解説編・同番」の回にて解説予定)。毎週コラム末尾に「『諦めず、次だ、次だ・・・』と試していただきたい」と書いているように、「ALL連番」「同番」は高配当が多く、平均1日1回以上は出現する確率が出ているので、「狙い続ける手はある」と今週も申し上げておこう。「ALL連番」「同番」の上半期データ、平均配当や最高額配当なども載せたので、是非「上半期まとめ」コラムも併せてご覧いただきたいと思う。