【加付式“連番の法則”】ファルコンSなど先週の回顧・検証

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先週は月曜祝日を加えた変則3日間で開催され、メイン重賞として土曜に中京で「第36回 ファルコンステークス(GⅢ)」、日曜に中山で「第71回 スプリングステークス(GⅡ)」と阪神で「第70回 阪神大賞典(GⅡ)」、そして月曜中山で「第36回 フラワーカップ(GⅢ)」の計4重賞が行われた。

皐月賞トライアルとして行われたのが、スプリングSと土曜阪神での「若葉S(L)」で、スプリングSでは、5番人気ビーアストニッシド(岩田康誠騎手)が重賞初勝利。2着に2番人気アライバル、3着に6番人気サトノヘリオスが入り連番の法則「ALL連番」決着。一方の若葉Sでは、2番人気デシエルトが3連勝を決め、2着に4番人気ヴェローナシチーが入り、同2頭がスプリングSの3頭とともに皐月賞優先出走権を手にした。

古馬重賞の阪神大賞典では、圧倒的1番人気ディープボンド(和田竜二騎手)が格の違いを見せ2連覇で天皇賞(春)の優先出走権を手に。
残る2重賞のうち、ファルコンSは2番人気プルパレイ(M.デムーロ騎手)が順当勝利を挙げたが、2着に13番人気タイセイディバイン、3着に6番人気オタルエバーの小波乱となり、連番の法則「一組連番」決着。
フラワーカップでは、2番人気スタニングローズ(川田将雅騎手)が重賞初勝利を挙げ、3歳牝馬クラシック戦線に名乗りを挙げた。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

3月19日
-阪神中京合計出現率(%)
ALL連番3(1)0312.5
一組連番4(1)3729.2
同番05520.8
合計78--
出現率(%)58.366.7--
3月20日
-中山阪神合計出現率(%)
ALL連番4(2)0416.7
一組連番36(1)937.5
同番30312.5
合計106--
出現率(%)83.350.0--
3月21日
-中山中京合計出現率(%)
ALL連番0000.0
一組連番9(1)4(1)1354.2
同番0228.3
合計96--
出現率(%)75.050.0--

先週は3日間開催ながら1日2場開催の変則で、3日間トータルでは通常3場2日間と同じ計72レース。内訳は、「一組連番」が計29レース、「ALL連番」が計7レース、「同番」が計10レース。「一組連番」が、月曜中山以外は他組にやや押され気味、「ALL連番」は日曜中山、「同番」は土曜中京と日曜中山での固め打ちが際立った。高額配当数は全体的に少な目で、100万超が2回出たものの10万超が僅か3回であった。

「一組連番」は、月曜中山のみ1日9回と大量出現したが、トータル数では少な目。さらに10万超高額配当も計3回に終わった。ただ冒頭の3歳重賞のファルコンSでは、2番人気の勝利から3連複4.4万、3連単23万配当となった。ここ数週、法則高配当で目立った「1番人気3倍超かつ10倍台多頭の混戦」で、今回は8番人気までが単勝10倍台であった。「一組連番」軸馬が6番人気と軸馬絞りが難しかったのは確かだが、混戦模様の単勝10倍台の際には、軸馬を推奨人気から広げて勝負馬を絞ろう。

「ALL連番」は、計7回中1日3回の土曜阪神と1日4回の日曜中山で固め打ち。スプリングSでは、3頭中2頭が推奨人気内の「ALL連番」であった。また、10万超高額は出なかったがオール万馬券で、軸馬は7回すべて推奨人気内。中でも日曜中山での2回は、いずれも1番人気からの「同枠2頭絡み・ALL連番」で、同枠馬はともに2桁人気。推奨人気、特に上位人気馬との「人気薄・同枠」馬は絡めるのを忘れずに。

「同番」は全10回と好調維持。際立ったのは3日間すべて1場複数回ずつの固め打ち出現で、特に1日5回の土曜中京と同3回の日曜中山が目立った。先週の100万超2回もこの2開催での「同番」から出現し、中山では3番人気勝利から、中京では3頭中2頭が推奨人気内。超高額なので的中難解なのはもちろんだが、ご自身の決めた軸馬との「同番」を、人気を気にせずとにかく抑えることが肝要である。

「万馬券の宝庫・最終R」は、6回中4回が法則決着。先週の5回に1回以上の10万超高配当は、ともに100万超で法則からも1回。法則からのそれは、土曜中京で推奨末(5番人気)との「同番」から175万配当。法則外からの100万超1回(108万)を含め、「超大型」の本領発揮・最終Rとなった。