【JRA】ケイアイノーテック、フランスで種牡馬入り

2018年のNHKマイルカップ勝ち馬で、オーストラリアに移籍後も現地G1で4着に食い込むなど、息の長い活躍を見せてきたケイアイノーテックが、フランスのカーウィンファームで種牡馬入りすることになりました。初年度の種付け料は5000ユーロ(約73万円)の予定となっています。

父ディープインパクトに、ダート重賞路線で活躍した母ケイアイガーベラとの間に生まれたのがケイアイノーテック。新冠町の隆栄牧場の生産馬で、全兄にはオーストラリアでG1を3勝したフィアースインパクトがいます。

ケイアイノーテックは中央競馬では栗東・平田厩舎に所属し、デビュー戦快勝後はデイリー杯2歳ステークス3着、ニュージーランドトロフィー2着と着実に力をつけて後、6番人気とやや低めの評価となったNHKマイルカップを見事制しました。

藤岡佑介騎手にとっても中央G1初制覇となったレースだっただけに、今でも記憶に残っている競馬ファンは多いのではないでしょうか。

その後は勝ち星に恵まれないまま引退となりましたが、欧州でサクソンウォリアーが現役時代、また種牡馬入り後も活躍を続けている点と、今では希少、貴重となっているディープインパクトの後継種牡馬としての価値も評価されての種牡馬入りといえそうです。

欧州のディープインパクト産駒では前述のサクソンウォリアーの他にもスタディオブマンが種牡馬入りしており、ケイアイノーテックはマイラーのディープインパクト産駒として需要もありそうで、日本で産駒が逆輸入される日も近いのではないでしょうか。