キタサンブラック凱旋門賞へ登録、武豊騎手は7度目の凱旋門賞挑戦!20年ごしの想い果たせるか?

先週30日(日)に京都競馬場で開催された天皇賞春を制し、現役最多のG1・5勝を挙げたキタサンブラックが、今年現地時間の10月1日にフランスのシャンティイ競馬場で開催される凱旋門賞(仏、G1・芝2400m)へ登録したことが、本日5月1日に明らかとなった。

天皇賞春後は6月25日に阪神競馬場で開催される宝塚記念へ向かう予定となっているため、正式に出走するかどうかはこのレース後となるが、問題が無ければ凱旋門賞の前哨戦として知られるアイルランドの愛チャンピオンS(愛、G1、芝2012m)を使って向かう見通しである。状態によっては直行の可能性もあり、このあたりは状態を慎重に見極めていく必要がありそうだ。

武豊騎手、7度目の凱旋門賞挑戦。今年の凱旋門賞にかける想いはかつてないほど大きい?!

鞍上の武豊騎手も凱旋門賞にかける想いは強い。武がこの世界最高峰レースである凱旋門賞に騎乗したのはこれまでに6度あるが、たった一度どして優勝することができていない。武が1994年に人気馬のホワイトマズルで挑戦した際は、現地メディアに散々叩かれた。あれから20年以上が過ぎたが、騎手としての技量もパワーアップし、馬も今年は思い入れの強い日本馬で参戦することができる。期待しないわけにはいかないだろう。

年始はオーナーの北島三郎氏も凱旋門賞挑戦については消極的であったが、大阪杯を優勝後は一転して「皆が望むのなら」と前向きなコメントを残した。コンビを組む武豊の強い後押しや、我々競馬ファンの後押しが、北島オーナーの気持ちを動かしたと言っても過言ではないのではないだろうか?

最強馬のキタサンブラックで挑めることができれば、日本馬、そして日本人としては初となる凱旋門賞制覇を達成することなる。個人的には凱旋門賞を優勝する日本人初の騎手は武豊騎手であってほしいという思いがある。まずは国内G1が先だが、ぜひともこの秋は世界一のレースで快勝していただき、武豊とキタサンブラックの名前を改めて世界へ響かせていただきたい。