韓国馬事会(KRA)、日韓の外交問題の影響で今年は韓国国際競走に日本馬を招待せず

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9月8日に韓国のソウル競馬場で行われる韓国国際競走に、今年は日本馬が招待されないことが明らかになった。11日、主催する韓国馬事会(KRA)が発表した。

安倍政権が半導体材料禁輸および徴用工問題への報復措置として、韓国に対する貿易制限の拡大に踏み切ったことで深刻化している日韓関係。こうした日韓外交の緊張が競馬業界にも波及し、今回の決定に影響したとみられる。

同競走のコリアスプリント(G3、ダート1200m)にはコパノキッキング(セ7、村山明厩舎)が登録しており、藤田菜七子騎手とのコンビが組まれていた。アメリカのG1競走ブリーダーズCスプリントも視野に入れており、どちらに出走するかはまだ未定であったが、今回の決定によって韓国遠征の選択肢は無くなった。

同じくコリアスプリント出走を予定していたモーニン(牡7、石坂正厩舎)は、2連覇を狙って調整が進められていたが、9月8日に阪神競馬場で行われるセントウルSに目標を変更する予定。

また、コリアカップ(G3、ダート1800m)の3連覇がかかっていたロンドンタウン(牡6、牧田和弥厩舎)は、9月23日に船橋競馬場で行われる日本テレビ盃か、28日に阪神競馬場で行われるシリウスSへ目標を変更することになった。