【雲取賞2025予想】ダート三冠に向けた前哨戦、注視すべきは2頭のゴールドドリーム産駒

19日の大井競馬場では、ダート1800mで3歳限定Jpn3競走「雲取賞」が開催。

このレースは2018年までは3歳馬による準重賞として実施されていましたが、2019年から重賞に昇格し、昨年からは3歳ダート三冠競走の前哨戦としての位置づけとなっています。地方馬の上位2頭、中央馬の5着以内の上位2頭には、第一冠となる羽田盃への優先出走権が与えられる重要な一戦となります。

昨年の勝ち馬ブルーサンは惜しくも三冠制覇には届きませんでしたが、2着のアマンテビアンコが本番の羽田盃で見事快勝。今年も上位入線馬の活躍に注目が集まります。

そして今年の注目は、中央から参戦するゴールドドリーム産駒の2頭です。

まず、美浦・武井厩舎の管理馬ジャナドリアは、2戦2勝の戦績を持ち、ダート1800mに特化したローテーションが組まれています。本来は東京競馬場のヒヤシンスステークスを視野に入れていましたが、前倒しでの出走が予定されています。

そして美浦・高柳厩舎の管理馬グランジョルノも有力視したい実力馬。デビュー戦で勝利した後、JBC2歳優駿ではソルジャーフィルドの2着に入線。続く全日本2歳優駿ではムーア騎手を背に5番人気に支持されましたが、7着に敗退。それでも重賞2着の実績があり、1勝馬ながらも注目すべき存在です。ジャナドリアと単勝オッズに差があるようなら、馬券妙味も期待できる1頭でしょう。

地方馬で注目したいのは、大井競馬に移籍したデクラレーションオブウォー産駒のスマイルマンボが魅力。大井移籍後は無敗の2連勝中で、いずれも1600m戦を制しています。1ハロン延長となるこの一戦は、クラシック路線に進むか、マイル路線を選択するかの試金石となりそうです。母の父がサウスヴィグラスという血統背景からも興味深い参戦であり、中央馬相手にどこまで通用するのかが見どころとなります。また、羽田盃や東京ダービーに向かう可能性もあり、今後のローテーションにも注目です。