【フェブラリーS予想2019】荒れるなら東京巧者の人気薄

いよいよ2019年中央競馬の最初のG1「フェブラリーS」が行われます。出走頭数が14頭と今年はやや寂しい頭数となりましたが、インティとコパノキッティングの連勝馬対決に加え、そのコパノキッティングに藤田菜七子騎手が初めてG1に騎乗するということもあり、話題性の高い一戦となっております。

他にも、昨年の勝馬ノンコノユメ、一昨年の勝馬ゴールドドリーム、三年前の勝馬モーニンと
ここ3年の勝馬が揃いましたし、活きのいい4歳馬で昨年の東京大賞典を勝ったオメガパフュームや、昨年のチャンピオンズC・3着のサンライズソアと同レース6着のサンライズノヴァなど、G1実績のある馬達も揃っております。

そんな中、今回筆者が最も注目しているのがクインズサターンです。6歳でG1実績も重賞勝ちもありませんが、とにかく東京1600mを得意としている馬ということで注目しております。

これまでの戦績は24戦して「5-4-6-9」と比較的安定感のある成績を残しておりますが、東京競馬場だけなら12戦して「4-3-1-4」で、馬券圏外の4回のうち3回は掲示板内には入っているという東京巧者ぶり。さらに、12戦中11戦はフェブラリーSと同じ距離である1600mが舞台で、とにかくこの条件が得意であるということが分かります。

前走の根岸Sでは初めて1400mを使、差して3着という結果を残しました。初の距離でかつ、それまでの全レースの中で一番短い距離だったことを考えると、最も慣れて得意な距離になる今回の上澄みはかなりあるでしょう。

さらに今回は、人気になる快速馬インティは前々の位置取りとなる可能性が高く、他の有力馬にあまり離される競馬にはしたくないという心理が働けば、先行馬にとってはきつい展開になるでしょう。後方からのクインズサターンにとって展開面で有利に働く可能性も高いのです。

クインズサターンは野中賢厩舎ですが、インティも同じ野中厩舎です。「同厩舎の2頭出しは人気薄を狙え」という競馬の格言もあるくらいですから、狙ってみる価値はあるのではないでしょうか。

ということで、距離延長がプラスのクインズサターンが2019年の最初のG1を制するということに期待して応援したいと思います。