JRA大竹正博師2カ月調教停止、管理馬から禁止薬物検出

JRAは23日、昨年11月7日の東京4Rで1着となったソーヴァリアントから禁止薬物「カフェイン」が検出されたことを受け、第3回裁定委員会を行い、管理する大竹正博師に対して6月24日から8月23日までの調教停止処分とすることを発表した。全管理馬が24日付で手塚厩舎へ転厩となる。発表内容は以下のとおり。

大竹正博に対する処分内容

令和2年第5回東京競馬第1日第4競走において「ソーヴァリアント」を出走させたところ、同馬の検体から日本中央競馬会競馬施行規程第132条第1項に定める禁止薬物「カフェイン」が検出された。これは、日本中央競馬会競馬施行規程第147条第11号に該当する。よって、令和3年6月24日から令和3年8月23日まで調教を停止する。

JRA福田正二理事(審判担当)によるコメント

ソーヴァリアント事案につきましては、原因を解明すべく、警視庁に捜査を依頼するとともに、必要な調査を尽くしてまいりましたが、残念ながら現在までに原因の解明までは至りませんでした。警察による捜査は継続されるとお聞きしていますが、これまでの経過を踏まえ、本日、管理調教師に対し必要な処分を行いました。お客様並びに関係者の皆様には、ご心配とご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。今後は再発防止に万全を尽くし、競馬の公正確保に努めて参ります。

参考:JRA