【ブリリアントS予想2020】米国遠征もこなした期待馬マスターフェンサー、オープンで結果を出して再度重賞戦線へ

記事「【ブリリアントS予想2020】米国遠征もこなした期待馬マスターフェンサー、オープンで結果を出して再度重賞戦線へ」のサムネイル画像

以前はジャパンカップダートの開催されていた重要なコースとして位置づけられていた東京ダート2100mですが、ジャパンカップダートがチャンピオンズカップとして生まれ変わり中京に舞台を移してからは、重賞としても使われなくなってしまったのは個人的に残念です。

オープン、特別戦としては依然として活用されており、今週日曜東京10レースに組まれているブリリアントステークスもそんなレースの一つです。ハンデ戦のこの距離ならばと巻き返しを目論む陣営も多いのか、フルゲート16頭に対して18頭が集まりました。

マーチステークス勝ち馬で、東京コースも4勝と舞台相性も良いサトノティターン、牝馬限定戦では人気を背負うことが多く、昨年のブリリアントSでも2着と牡馬相手でも結果を残しているプリンシアコメータなど、重賞ではありませんが面白いメンバーが揃いました。

そんな今回の登録馬の中で最も注目したのが、ジャスタウェイ産駒で昨年はベルモントステークスなどアメリカ遠征も行ったマスターフェンサーです。キングカメハメハ産駒の半兄トップディーヴォもダート戦線で活躍していたこともあり、父が替わってもその適性に変わりはないようです。前走では今回と同じ舞台となる金蹄ステークスを1番人気で勝利しての参戦で、改めてオープンクラスに入ってどこまでやれるか注目されます。

騎乗するのは現在G1戦線で乗りに乗っている福永騎手。前々走の摩耶ステークスで1番人気4着と人気を裏ぎってしまいましたが、そのさらに前の犬山特別では3馬身差で勝利しています。主戦がまだ固定されているとは言えない状況だけに、ここで結果につなげることができれば福永騎手にとっても重賞戦線でのパートナーが増える大事な一戦となります。

過去5年の勝ち馬にはアポロケンタッキー、ミツバといったG1勝ち馬の名前もあるオープンレースなので、メインレースのNHKマイルカップに注目が集まる今週末ですが、準メインレースのこのレースにもぜひ注目してみてください。