【阪神大賞典2018予想】未知の魅力のムイトオブリガード、1000万クラスの身でも長い末脚は一線級か?

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今年の3月4日に行われた弥生賞。クラシックを占う意味でも最重要なレースと言えるレースで少し話題となったのが、初出走で重賞に出走してきたへヴィータンクでした。

結果は勝馬から22秒9も離される大差の最下位に終わりました。初出走ならこの結果も無理もないかと思っておりましたが、その直後に引退を発表。最初から記念重賞に出走して引退することが決まっていたかのような動きには賛否両論でしたが、「賛」なんてとんでもない。今年のクラシックの主役とも言えるダノンプレミアムやワグネリアン、ジャンダルムなどが出走していた重要なレースに、引退ありきの馬を出走させて、それら主役の馬だけでなく他の馬、レースに騎乗した騎手達に怪我でもさせていたらどう責任を取るつもりだったのかと、非常に安直で無責任の方法に「賛」なんて、とんでもないことです。

こんなことを長々と言ったのは、春の天皇賞の主役たちが出走する阪神大賞典で私が注目しているのが1000万クラスのムイトオブリガードだからです。G1クラスの馬達が出走するG2の阪神大賞典で1000万クラスの馬が挑戦することは無謀にも思われるかもしれませんが、先に述べた弥生賞の未出走馬のとは同じにしてほしくはありません。

1000万クラスなので当然ながらキャリアは少ないことになりますが、引退ありきではありません。未出走無責任馬と一緒にする人もいないとは思いますが、その危惧をしっかり述べたうえでムイトオブリガードの注目すべき点をお伝えします。

ムイトオブリガードは、前走500万クラスを勝利してようやく1000万になったばかりなのですが小倉2600mのレースを逃げて、最後は2着馬に0.7秒突き放して2着馬に0.7秒差をつけるという内容でした。

勝ちっぷりも良かったのですが、中身も素晴らしく、逃げてレースの上り最速をマークしています。スローで展開が嵌れば、逃げ馬が上り最速になることもなくはないのですが、そういう場合はスローの上り勝負でレース自体の時計は平凡であることがほとんどです。ところが、このレースはペースはスローではありましたが、なんとコースレコードを更新するほどの好時計をマークしたのでした。

さらに、1600mを通過したあたりから残り1000m=5ハロン全てを11秒台で走っていたのです。上りのレースと言ってもそれを5ハロンも続けることは並大抵の馬ではできるものではありません。2013年、2014年、2015年と阪神大賞典を3連覇したゴールドシップは長い末脚を発揮できることで有名でしたが、その長い末脚は1000mは使えると言われていたものです。

G1・6勝馬と比較するのは1000万クラスの馬にとっては酷すぎると思いますが、ムイトオブリガードにも、ゴールドシップに匹敵する末脚が出せる可能性があるのです。

それだけの長い脚を使える馬であれば、長距離レースはまさに能力を最大に発揮できる条件だと言えるでしょう。日本の長距離レースの最高峰である天皇賞春の適性も十分なムイトオブリガード。未知の魅力に期待して本番に出走してもらうためにも、阪神大賞典では好走に期待し、馬券でも狙っていきたいと思います。決して、無謀な挑戦でも記念挑戦でもなく、狙える馬であることを証明してもらいたいところです。