【JRA日経賞2023予想】休養明けでも地力上位!復調気配漂う狙い目の1頭とは?

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中山競馬の土曜メインは、天皇賞春を目指す古馬中長距離G1クラスの馬が集結する日経賞が行われます。昨年は、日経賞を勝利したタイトルホルダーが春の天皇賞を連勝で制し、3着だったヒートオンビートも天皇賞で4着に食い込んでいるように、春の天皇賞を占う意味でも重要なレースです。

今年の出走馬13頭には、先述の昨年の1着馬タイトルホルダーや3着馬ヒートオンビートに加え、2着だったボッケリーニも出走し、昨年の再戦模様ながら、新興勢力の4歳馬からは菊花賞馬アスクビクターモアやエリザベス女王杯2着のライラックといったG1で上位に来ている馬も参戦し、ハイレベルなレースになりそうです。

そんな中で注目しているのは、ゴールドシップ産駒の5歳牡馬マカオンドールです。3歳時のクラシック戦線には出走できなかったものの、3歳秋にオープン入りすると、4歳緒戦の万葉ステークスを快勝し、続く阪神大賞典でも差のない4着に好走したことで、一躍春の天皇賞の有力候補になりました。

しかし、本番の天皇賞では11着と大敗し、復活を狙った目黒記念でも13着と連続して不甲斐ない結果に終わりました。その後、繋靭帯炎を発症し、今回はほぼ10か月ぶりの競馬となります。今回は春の天皇賞への再チャレンジを目指すため、ぎりぎりのタイミングでの復帰ということで、前評判はそれほどでもないかもしれません。

ただ、マカオンドールは先週の坂路調教で49.6秒という素晴らしいタイムを記録し、印象的なパフォーマンスを見せてきました。今週の調教でも全体的には52.8秒と抑え目でしたが、ラスト1ハロンは12秒1としっかり伸びています。さらに、前回の休み前の調教よりも今回の休み明けの調教の方が速かったことから、成長を促す休息の効果があった可能性があります。

血統的に中長距離馬のマカオンドールがこれほど速いタイムを出せるということは、調子が上がってきているとも判断できるでしょう。また、休養前に速いタイムを出し、休養中もしっかり体作りを行ったことから、筋肉の落ち込みを回復する時間が必要ない可能性があります。

今回は阪神大賞典ではなく、500メートル短い日経賞を選択したことから、長期休み明けの負荷を減らすためであり、再度天皇賞への挑戦を目指していることが感じられます。

これまでに春の天皇賞馬ゴールドシップの血を引いており、再度天皇賞への挑戦を目指すマカオンドールには、休養明けでも好調さを発揮して復活の勝利を期待し、応援したいと思います。