来年から日本で供用開始、フランケルの全弟ノーブルミッション

来年の種付シーズンにはまだ時間がありますが、来年に向けた準備は着々と進められてきています。

今月9日に日本軽種馬協会は、アメリカのレーンズエンドファームで供用中のノーブルミッションを導入することを発表しました。血統背景をみると、父ガリレオ、母カインド、母の父デインヒルの英国産で、1歳上の全兄には日本でも産駒が活躍しているフランケルがいるという超良血です。

ノーブルミッション自身は2歳10月にデビューし、2戦目に初勝利を挙げると、3歳7月の英国G3ゴードンSで初重賞制覇となりました。

その後は5歳4月の同じく英国G3のゴードンリチャーズSを9馬身差で圧勝して本格化を果たし、アイルランドG1のタタソールズゴールドCで前年のブリーダーズカップターフ勝ち馬のマジシャンを破ってG1制覇を成し遂げています。

その後はエルコンドルパサーの制覇したことでも知られるフランスG1サンクルー大賞典を繰り上がりで優勝し、英国G1のチャンピオンズSでは兄フランケルに続いての兄弟制覇を成し遂げたことで、その年の全欧最優秀古馬に選出されました。

全戦績は21戦9勝で、現4歳の初年度産駒からアメリカのG1トラヴァーズSなどG1を2勝しているコードオブオナーなどを送り出しています。

距離適性は兄と同じか少し兄より長めの距離でも対応できそうな産駒成績となっており、フランケルが日本でも一定の成功をおさめているだけに、日本での産駒デビューはまだまだ先の話にはなりますが、全弟にかかる期待も大きくなってきそうですね。