【キーンランドC】株価反発?ローブティサージュがV字回復狙う

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日経平均が半年ぶりに1万8000円を割り込んで先行き不安が一段と強まる中、競馬界でも1頭の牝馬が長い低迷期から抜けれずにいる。

須貝尚介厩舎所属のローブティサージュ(牝5)だ

前走は見せ場なく終わる

惨敗を喫した函館スプリントSでは直線で先行馬がバテて前がどん詰まり、結局馬群を抜け出せずに脚を余した形でゴールした。得意の末脚を爆発させることができず、最後は追うこともせずに見せ場のないまま15着に敗れた。状態が良かっただけに悔いの残るレースとなってしまった。次走のキーンランドC(G3)でなんとか巻き返しを図りたいところだ。

ローブティサージュは去年のキーンランドCの覇者で、今年は連覇がかかっている。去年と同様に函館スプリントSからのローテーションを組んだが、できれば好走して良い流れを作りたかった。2着に入着して臨んだ去年と違って、今年は惨敗した後に挑むこととなる。同じローテーションではあるが去年とは趣が異なる。

2レース連続2ケタ着順と惨敗続きで、ここ1年5戦中4戦が2ケタ着順とこの馬の株価も下がり気味か。2月の根岸S(G3)以来半年間重賞で勝てていない三浦皇成騎手は前走後のコメントで「きょうはどこにも空くところがなかった。」と意気消沈、須貝調教師には「可哀想な競馬だった」哀れみをかけられ、良くないムードが流れている。

巻き返しはかる

しかし、前走思い切り走っていない分レース後の疲れも少ないだろう。去年勝っている馴染みのあるレースで力も余っているならここはチャンスである。前走不完全燃焼で終わった分、次走で思い切り溜めた末脚を爆発させることができれば復活Vも期待できる。
昨年のキーンランドC以来約1年間勝ち星をあげることがでずに低迷期を過ごすローブティサージュは、前走の負けで底をついた今、反転させてV字回復を果たせるかだろうか?