【札幌記念2018予想】三巨頭の前に立ちはだかり連覇なるか、サクラアンプルール

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夏競馬の開催中はメインレースにG3が並ぶことが多くなりますが、今週は久しぶりのG2札幌記念が開催されます。最も賞金の高いG2ということで例年豪華なメンバーが集まる名物レースでもありますが、北海道にG1が無いことから昇格を強く望まれているレースの一つでもあります。

注目は今年に関しては馬よりも騎手にあるかもしれません。日本での通年騎乗を求めてJRA騎手免許取得に燃えるモレイラ騎手が札幌競馬場で3戦全勝と抜群のコース適性を誇るネオリアリズムに、そしてルメール騎手は復活の狼煙に注目の集まるダービー馬マカヒキ、デムーロ騎手が京都記念以来のコンビ復活となるモズカッチャンで参戦を予定しています。

リーディング争いでは断トツの両外国人ジョッキーに加え、来日後わずか2週間で15勝をあげ、期待以上の活躍を見せているモレイラ騎手が有力馬に騎乗し一同に会するとなれば札幌競馬場まで足を運ぶに値するイベントと言えそうですが、モレイラ騎手がJRA騎手となれば、この光景も当たり前のものとなるかもしれません。

今年はまだ8月ですがリーディングジョッキーの行方は既にデムーロ、ルメールのどちらかで間違いないだろうという数字の推移となっています。こういった流れを受けてか、日本からも川田騎手や野中騎手、そして坂井騎手など、海外で競馬を学ぼうとする騎手も増えてきたようです。

日本人騎手の奮起を願う競馬ファンも多いかと思いますが、馬質や騎乗数に騎乗技術など、一朝一夕では覆しようのない要因によるもののため、長い目で見て行く必要があるでしょう。いくらリーディングジョッキーとは言えども必勝ではないため、高配当を狙うためにも穴馬を導いてくれる騎手にも注目は欠かせません。

今回期待したいのは昨年の覇者サクラアンプルールです。今年に入ってからは掲示板を外さず4→3→2着と徐々に成績をあげてきています。同じ舞台を制覇しているのは上記有力馬中、札幌初参戦となるマカヒキ、モズカッチャンに対する大きなアドバンテージとなるでしょう。

オッズの割れそうな今回は昨年ほどの人気薄は望めそうにありませんが、外国人騎手に票が集まりそうなぶんディフェンディングチャンピオンとしてはまずまずの配当となるのではないでしょうか。