フローラS2022のサインは“20年ぶりの円安水準更新”!推奨穴馬2頭とは?

記事「フローラS2022のサインは“20年ぶりの円安水準更新”!推奨穴馬2頭とは?」のサムネイル画像

今週から春の東京が開幕。開幕週を飾る重賞は、オークスへ向けた重要トライアル「フローラS」です。花と春と豊穣を司る女神の名前“フローラ”にちなんで付けられたレースということで、春の訪れを感じられる週となりそうです。

さて、今回もサイン理論で同レースを予想してきたいと思いますが、今回サインとして取り上げたいのは「20年ぶりの円安水準更新」です。19日の外国為替市場、円相場は一時、1ドル128円台まで値下がりし、およそ20年ぶりの円安水準を更新。アメリカでの金融引き締め強化による長期金利の上昇、原油価格の上昇基調によるドル買いなどが円安につながっていると見られます。

円安により輸出関連銘柄に妙味が出てくるとなれば、「外国」は一つのキーワードとなりそうです。となれば、外国人騎手の「C.ルメール」と「M.デムーロ」の2名が騎乗する馬は警戒しておきたいところ。ルメール騎手は「ラスール」、デムーロ騎手は「シンシアウィッシュ」に騎乗予定となっています。

ラスールはシンザン記念でも1番人気に推された評判馬。結果は7着でしたが、差はなく出遅れも響いた形。前走の1勝クラスを圧勝してしっかり巻き返しを果たしており、今回も上位人気の一角となるでしょう。ルメール騎手自身は今年国内では重賞未勝利と不振気味なので、同馬で久々の重賞Vを果たし、悪い流れを断ち切れるかにも注目です。

一方、伏兵的な立場での参戦となりそうなのが、デムーロ騎手が騎乗するシンシアウィッシュ。昨年のアルテミスS・4着という実績はありますが、その後は苦戦。ただ、前走の君子蘭賞で2着と良い弾みを付けて重賞に臨むことが出来ており、1・2着と好走実績がある1800mならさらに良さが出てもおかしくないでしょう。ズブさも見られる馬なので、追えるデムーロ騎手への乗り替わりもプラスに働く可能性十分と言えるでしょう。

為替相場など相場に関連したサイン馬を選ぶなら、株価のテクニカル分析において使用される指標「ストキャスティクス」という言葉から連想される馬「ストキャスティーク」がサイン馬としてピッタリでしょう。

前走のミモザ賞・4着から駒を進めてきたゴールドシップ産駒の3歳牝馬、ストキャスティーク。血統や過去の好走歴を見ますと、東京の2400mで末脚が伸びそうなタイプという印象を受けます。引き続き2000mの距離で、東京コース替わりがどう出るか。ここを勝てば2400mのオークスでも面白い存在となってきそうです。とは言え、4戦目で初勝利、前走のミモザ賞・4着という実績からも、前評判は低め。穴馬として、大いに注目しておきたい1頭です。

ということで今年のフローラSのサインは「円安水準更新」。外国銘柄から連想される外国人騎手2名をサインとし、両騎手が騎乗する「ラスール」と「シンシアウィッシュ」をピックアップ。さらにテクニカル分析から連想される「ストキャスティーク」も加えた3頭の馬をサイン馬として有力視したいと思います。シンシアウィッシュとストキャスティークはいずれも人気薄が濃厚の穴馬ということで、波乱の決着に期待した馬券で勝負したいと思います。

今回もコジツケばかりでかなり無理やりな予想となってしまいましたが、色んな予想の楽しみ方があるという事でご容赦いただきたいと思います。