JRAシルクロードS(2023)のサインは“10年に一度の強烈寒波”!推奨馬2頭とは?

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年明け最初の古馬スプリント重賞は「シルクロードS」です。3月末に行われるG1高松宮記念に向けた前哨戦の一つということで、注目度の高い一戦となります。

勝ち馬は過去10年で10頭全てが「4番人気以内」と波乱は少なく、実力がそのままレース結果に出やすいレースという印象を受けますが、今回も馬の強さや調子などを度外視した“サイン理論”で同レースを予想してきたいと思います。

近々で大きな話題となっているニュースからサインを探るなら、十年に一度クラスの襲来とも言われている「強烈寒波」でしょう。今週24日から26日にかけて日本付近は強い冬型の気圧配置となり、「十年に一度クラス」で「近年で最強」の強烈寒波が流れ込む予報が出ています。23日には国土交通省から「大雪に対する国土交通省緊急発表」があり、北陸から近畿、中国、九州を中心とした各地に大雪警報が発表。地域の皆様方は、くれぐれもご注意ください。

さて、「雪」や「寒波」がサインだとするなら、馬名に「クール(冷たい)」というキーワードが入った「マッドクール」は注視したいところでしょう。中京芝1400mの未勝利で初勝利を挙げると、小倉芝1200mの1勝クラス、中京芝1200mの2勝クラス、3勝クラスと4連勝を挙げており、勢いならこの馬が最上位。

ハンデは前走と同じ56kgで、人気が予想されるウインマーベルは59kg、トウシンマカオが58.5kgとなっており、人気馬と比較しても手頃な斤量と言えるでしょう。スピードと気性の良さを兼ね備える同馬にとってこのハンデは大きなアドバンテージとなりそうで、重賞初挑戦で初制覇も十分有り得そうです。

もう1頭サイン馬として注目したいのが、母に“ユキノ”マーメイドを持つ「トウシンマカオ」です。一年を通じて暖かい地域である“マカオ”が馬名に入っているのでサイン的には相殺されそうな気もしますが、母ユキノマーメイドの子供としては初の重賞馬ということで、活躍期待の想いも込めて注目したいと思います。

1400~1600mを主戦場としていた馬でしたが、昨年の夏にスプリント路線へ転身し、以降は1200m戦を3戦して4着、1着、1着と好調。前走の京阪杯では外枠も苦にせず、最速上がりであっさりとライバルを蹴散らして重賞初制覇を達成。スプリント路線へかじを切ってようやく本格化軌道に乗ってきたという印象です。実績や勢いの良さからも今回は人気を集めそうですが、まさに今が伸び盛りの明け4歳馬ということで、注目せざるをえないでしょう。

ということで今年のシルクロードSは、十年に一度クラスの襲来と言われる「強烈寒波」をサインとし、馬名に「クール(冷たい)」というキーワードが入った「マッドクール」、母に“ユキノ”マーメイドを持つ「トウシンマカオ」をサイン馬として有力視したいと思います。今回もコジツケばかりでかなり無理やりな予想となってしまいましたが、色んな予想の楽しみ方があるという事でご容赦いただきたいと思います。