【日本ダービー2024予想】人気の盲点サンライズジパングで好配狙い!

記事「【日本ダービー2024予想】人気の盲点サンライズジパングで好配狙い!」のサムネイル画像

東京競馬の日曜メインは3歳世代の頂上決戦「日本ダービー」が開催。今年は無敗の二冠を狙う皐月賞馬ジャスティンミラノをはじめ、皐月賞・4着のアーバンシック、紅一点の2歳王者レガレイラなど世代の精鋭が集結。

そんな中でとくに有力視したいのは、皐月賞・9着から巻き返しを狙うサンライズジパングだ。

無敗の皐月賞馬ジャスティンミラノや同じく無敗馬シックスペンスと同じキズナ産駒で、昨年のホープフルステークスで3着に好走した実績馬だ。ただ、皐月賞では9着に大敗したことで人気も落ちてくるだろう。前走の皐月賞では力を発揮できなかったが、ホープフルと若駒Sの二戦は高く評価出来る内容で、人気が落ちるならむしろ狙い目だ。

ホープフルステークスでは13番人気の低評価を覆し、レガレイラ、シンエンペラーに次ぐ3着。ラストの直線ではレガレイラと併せ馬のような形で追い上げたが、ラスト50mでレガレイラとシンエンペラーの2頭に進路を狭まれるという不利を受け、失速した中で3着に食い込んだ。不利がなければ上位2頭との差は縮まっていたはず。今回そのレガレイラとシンエンペラーはダービーでも人気上位が濃厚だが、この2頭と差のない競馬ができたのは高く評価すべきだろう。

そして2走前の若駒Sは、雨の影響で水分を多く含んだ重馬場を控えて後方から追走。直線は外へ出されて上がり3F最速36秒1の脚で追い込んで勝ち切った。強い勝ち方ではあったが、仕掛けてからの反応は鈍く、4コーナーでは最後方の位置となっていた。直線に向いた時も絶望的な位置だったが、鞭を入れてからようやく反応し、大外からゴボウ抜きというインパクトのある勝ち方であった。

若駒Sの内容からも不器用なところがある馬であることが分かり、多頭数やごちゃつく状況だと不安が生じてくるタイプと考えられる。今回は18頭のフルゲートと頭数は多いが、小回りの舞台で最内枠だった前走から大回り真ん中外めの枠からのスタートとなる今回は、条件好転と言って良いのではないだろうか。

サンライズジパングを管理する音無秀孝調教師は来年で定年ということで、今年の日本ダービーは最後の挑戦となる。陣営の想いと本気度は高く、ただ回ってくるだけの競馬はしないはず。熱いドラマを期待して、ここはサンライズジパングを有力視したい。