【金蹄S予想2020】アメリカ帰りの明け4歳馬、飛躍の1年となるか?

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昨年も日本馬の海外遠征は活発に行われ、リスグラシューやディアドラなどが成果を上げましたが、アメリカのケンタッキーダービー、ベルモントステークスともに、後方からの怒涛の追い込みで見せ場を作ったのがジャスタウェイ産駒のマスターフェンサーでした。国内復帰初戦となった犬山特別では3馬身ちぎって圧勝したものの、3勝クラスとなった摩耶Sでは久々の右回りの阪神コースにとまどったのか、末脚不発といえる4着に敗れています。

年が明けて4歳となる今回は2ヶ月の間隔をあけて、得意の左回り東京コースの3勝クラスへ照準を定めてきました。土曜東京の準メインレース、金蹄ステークスに川田騎手とともに出走予定となっています。同じ明け4歳馬ではアッシュンプッテル、アイファーキングス、ジュンスターホースあたりがライバルとなりそうで、先輩古馬からは前走を5馬身差の圧勝で勝ち上がってきたテトラルキアが参戦を予定しており、こちらも強敵となりそうです。

2100mの距離も以前はジャパンカップダートとして開催されていた距離ですが、中京開催のチャンピオンズカップとなって以降は大レースへとつながらない特殊なコースとなってしまいましたが、2000m前後を得意とするマスターフェンサーにとっては好材料と言える舞台となりそうです。

ジャスタウェイ産駒としては重賞勝利こそロードマイウェイ、アウィルアウェイに先を越されてしまいましたが、父ジャスタウェイがそうであったように祖父ハーツクライの産駒は晩成型として知られており、同じく未完の大器とも言われるヴェロックスともども今年は飛躍の年として期待のかかる一年となりそうです。

父キングカメハメハの半兄トップディーヴォもまたダートで息の長い活躍を見せていた馬だけに弟もダートでこれから更に力をつけていきそうです。混戦で人気が割れるようならば単勝にも妙味のある1頭ではないでしょうか。