【マーメイドS予想2018】馬券になれば妙味タップリ!今年の穴候補は?

開幕2週目の阪神競馬の日曜メインを飾るのは牝馬ハンデ重賞の「マーメイドステークス」です。過去10年の傾向で記した傾向からも分かるように、人気薄が穴を開けることが多い波乱傾向の強い一戦です。今回は、過去の傾向を活かして穴馬を見つけていきたいと思います。

過去10年の10番人気以下の成績(1-4-3-43)を見てみると、馬券に絡んだ全8頭中3頭は逃げた馬で、2番手以上で進めた馬も含めると計4頭と、積極的に前で競馬をした馬が穴を開けるケースが多く見られます。

今週末は日曜日が雨予報となっており(6/7時点)、差し馬の末脚が鈍る馬場となる可能性も。逃げ馬は過去10年で「1-3-0-6」と好成績を残していることからも、逃げ馬はとくに警戒しておく必要がありそうです。

とは言え、今年は出走馬を眺めても明確な逃げ馬が不在で、レース展開の想像は難解です。枠順や馬場次第で最終的な逃げ馬候補を選びたいとは思いますが、まずは過去に逃げ切って勝っている実績がある馬をチェックしておきたいと思います。

馬券になれば妙味タップリ!人気薄の逃げ馬候補

今年の出走馬の中で逃げ切り勝ちの実績があるのはトーセンビクトリー、ティーエスクライの2頭です。

トーセンビクトリーは今年は重賞を3戦して掲示板を外しておらず、上位人気が濃厚。穴馬として魅力的なのはティーエスクライの方でしょう。近走の成績や実績からも二桁人気はほぼ間違いなく、配当妙味はたっぷりあります。逃げたレースは40戦のキャリアの中で1戦のみですが、昨年12月に出走した500万下と最近のレースでのもので、今回は48キロと軽ハンデのアドバンテージもあることから、逃げの手の意識はあってもおかしくはないでしょう。

今年の新規開業厩舎で注目を集めている武幸四郎厩舎の管理馬ということもあり、狙って面白そうな一頭でもあります。想定騎手は今回が初コンビとなる竹之下智昭騎手となっておりますが、同騎手は武幸四郎氏の引退セレモニーで本人から直々のご指名で花束贈呈役を頼まれた騎手で、幸四郎氏とは公私共に仲が良いことで有名です。積極性のある騎乗をするイメージはあまりない騎手ですが、友人として調教師デビューしたばかりの幸四郎氏に重賞初勝利をプレゼントしたいという気持ちもあるのではないでしょうか。

上述したように最終的な候補は枠順や馬場を見てから決めますが、馬券になれば妙味タップリのティーエスクライは注視しておきたいところです。